ある市の男子高校生100人を無作為抽出し身長を調べたところ、平均値は168cmであった。この市の男子高校生の身長の母標準偏差を5cmとして、この市の男子高校生の平均身長を信頼度95%で推定する。信頼区間は小数第1位を四捨五入して整数で答える。

確率論・統計学統計的推定信頼区間母平均標本平均標準偏差
2025/5/6

1. 問題の内容

ある市の男子高校生100人を無作為抽出し身長を調べたところ、平均値は168cmであった。この市の男子高校生の身長の母標準偏差を5cmとして、この市の男子高校生の平均身長を信頼度95%で推定する。信頼区間は小数第1位を四捨五入して整数で答える。

2. 解き方の手順

まず、与えられた情報から必要な値を抽出します。
標本平均 X=168\overline{X} = 168 cm
母標準偏差 σ=5\sigma = 5 cm
標本サイズ n=100n = 100
信頼係数 z=1.96z = 1.96 (95%信頼区間の場合)
次に、信頼区間の式にこれらの値を代入します。
信頼区間は、
X±zσn\overline{X} \pm z \cdot \frac{\sigma}{\sqrt{n}}
で与えられます。
X\overline{X} はサンプル平均なので、ハヒフには168が入ります。
n=100n=100 なので、ヘホマには100が入ります。
信頼区間の下限は、
1681.965100=1681.96510=1681.960.5=1680.98=167.02168 - 1.96 \cdot \frac{5}{\sqrt{100}} = 168 - 1.96 \cdot \frac{5}{10} = 168 - 1.96 \cdot 0.5 = 168 - 0.98 = 167.02
信頼区間の上限は、
168+1.965100=168+1.96510=168+1.960.5=168+0.98=168.98168 + 1.96 \cdot \frac{5}{\sqrt{100}} = 168 + 1.96 \cdot \frac{5}{10} = 168 + 1.96 \cdot 0.5 = 168 + 0.98 = 168.98
小数第1位を四捨五入すると、それぞれ167と169になります。

3. 最終的な答え

[167, 169]

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