大人5人と子供3人の合計8人がいる。 (1) 8人が一列に並ぶとき、子供3人が隣り合うような並び方は何通りあるか。 (2) 8人を2組に分ける方法は何通りあるか。ただし、どちらの組にも1人以上入っているものとする。

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数
2025/5/6

1. 問題の内容

大人5人と子供3人の合計8人がいる。
(1) 8人が一列に並ぶとき、子供3人が隣り合うような並び方は何通りあるか。
(2) 8人を2組に分ける方法は何通りあるか。ただし、どちらの組にも1人以上入っているものとする。

2. 解き方の手順

(1) 子供3人が隣り合う並び方について
子供3人を1つの塊として考える。
すると、大人5人と子供の塊1つで、合計6つのものを並べることになる。
これらは 6!6! 通りの並び方がある。
また、子供3人自身も並び替えることができるので、3!3! 通りの並び方がある。
したがって、子供3人が隣り合う並び方は 6!×3!6! \times 3! 通りとなる。
6!=6×5×4×3×2×1=7206! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720
3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6
6!×3!=720×6=43206! \times 3! = 720 \times 6 = 4320
(2) 8人を2組に分ける方法について
8人を2組に分けるとき、各組の人数は(1人, 7人), (2人, 6人), (3人, 5人), (4人, 4人)のいずれかである。
(1人, 7人)に分ける方法は 8C1=8_8C_1 = 8 通り
(2人, 6人)に分ける方法は 8C2=8×72×1=28_8C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28 通り
(3人, 5人)に分ける方法は 8C3=8×7×63×2×1=56_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56 通り
(4人, 4人)に分ける方法は 8C4=8×7×6×54×3×2×1=70_8C_4 = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70 通り
ただし、(4人, 4人)の組み合わせは、2つの組を区別しないので、2で割る必要がある。
よって、(4人, 4人)に分ける方法は 702=35\frac{70}{2} = 35 通り
したがって、8人を2組に分ける方法は
8+28+56+35=1278 + 28 + 56 + 35 = 127 通り

3. 最終的な答え

(1) 4320
(2) 127

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