3次不等式 $x^3 + 5x^2 - 13x + 7 > 0$ を解く。

代数学不等式3次不等式因数分解代数
2025/4/7

1. 問題の内容

3次不等式 x3+5x213x+7>0x^3 + 5x^2 - 13x + 7 > 0 を解く。

2. 解き方の手順

まず、f(x)=x3+5x213x+7f(x) = x^3 + 5x^2 - 13x + 7 とおく。
f(1)=1+513+7=0f(1) = 1 + 5 - 13 + 7 = 0 であるから、f(x)f(x)x1x-1 を因数に持つ。
f(x)f(x)x1x-1 で割ると、
x3+5x213x+7=(x1)(x2+6x7)x^3 + 5x^2 - 13x + 7 = (x-1)(x^2 + 6x - 7) となる。
さらに、x2+6x7=(x1)(x+7)x^2 + 6x - 7 = (x-1)(x+7) であるから、
f(x)=(x1)(x2+6x7)=(x1)(x1)(x+7)=(x1)2(x+7)f(x) = (x-1)(x^2 + 6x - 7) = (x-1)(x-1)(x+7) = (x-1)^2(x+7) と因数分解できる。
したがって、不等式は (x1)2(x+7)>0(x-1)^2(x+7) > 0 となる。
(x1)20(x-1)^2 \geq 0 であり、(x1)2=0(x-1)^2 = 0 となるのは x=1x=1 のときのみである。
したがって、(x1)2(x+7)>0(x-1)^2(x+7) > 0 となるのは、x+7>0x+7 > 0 かつ x1x \neq 1 のときである。
x+7>0x+7 > 0 より、x>7x > -7 である。
x1x \neq 1 より、x>7x > -7 かつ x1x \neq 1 が解となる。

3. 最終的な答え

x>7x > -7 かつ x1x \neq 1
すなわち、7<x<1-7 < x < 1 または x>1x > 1

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