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3. じゃんけんの問題
1. 問題の内容
A, B, C の3人がじゃんけんを1回するとき、起こりうる全ての場合の数、Bが勝つ確率、あいこになる確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) 起こりうる場合は全部で何通りあるか。
各人がグー、チョキ、パーの3通りの手を出すので、全部で 通り。
(2) Bが勝つ確率を求めなさい。
Bが勝つのは、Bがグーを出してA, Cがチョキを出す場合、Bがチョキを出してA, Cがパーを出す場合、Bがパーを出してA, Cがグーを出す場合の3通り。
ただし、AとCは同じものを出す必要があるので、Bが勝つのは以下の9通り
* Bがグーで、AとCがチョキ
* Bがチョキで、AとCがパー
* Bがパーで、AとCがグー
Bが勝つ確率は、。
(3) あいこになる確率を求めなさい。
あいこになるのは、3人とも同じものを出す場合と、3人とも違うものを出す場合。
* 3人とも同じものを出す場合は、3通り(グー、チョキ、パー)。
* 3人とも違うものを出す場合は、6通り。
つまり、あいこになるのは、3+6 = 9通り。
あいこになる確率は、 。
3. 最終的な答え
(1) 27通り
(2) 1/3
(3) 1/3
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4. カードの問題
1. 問題の内容
0, 2, 5, 7, 8の数が書かれた5枚のカードから2枚を引いて2桁の整数を作るとき、作れる2桁の整数の数、奇数になる確率、偶数になる確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) 2けたの整数は全部で何通りつくれるか。
10の位は0以外の4通り、1の位は10の位で使ったカード以外なので4通り。
通り
(2) できる2けたの整数が奇数になる確率を求めなさい。
奇数になるのは、1の位が5か7の場合。
* 1の位が5のとき、10の位は0,2,7,8の4通り
* 1の位が7のとき、10の位は0,2,5,8の4通り
よって、奇数になるのは、通り。
確率は、。
(3) できる2けたの整数が偶数になる確率を求めなさい。
偶数になるのは、1の位が0, 2, 8 の場合。
* 1の位が0のとき、10の位は2,5,7,8の4通り
* 1の位が2のとき、10の位は0,5,7,8の4通り
* 1の位が8のとき、10の位は0,2,5,7の4通り
よって、偶数になるのは、通り。
確率は、。
3. 最終的な答え
(1) 16通り
(2) 1/2
(3) 3/4
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5. 玉の問題
1. 問題の内容
赤玉4個、白玉3個が入った袋から同時に2個取り出すとき、2個とも赤玉である確率、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) 2個とも赤球である確率を求めなさい。
全部で7個の玉から2個取り出す組み合わせは、 通り。
2個とも赤玉である組み合わせは、 通り。
確率は、。
(2) 少なくとも1個は赤球である確率を求めなさい。
少なくとも1個が赤玉であるのは、2個とも赤玉の場合と、赤玉1個と白玉1個の場合。
これは、2個とも白玉である場合を全体から引くことで求める。
2個とも白玉である組み合わせは、 通り。
少なくとも1個が赤玉である組み合わせは、 通り。
確率は、。
3. 最終的な答え
(1) 2/7
(2) 6/7