この問題はチェバの定理やメネラウスの定理を使う方法も考えられますが、ここではベクトルを用いた解法を紹介します。
まず、AB=b,AC=cとします。 点R, Qはそれぞれ辺AB, ACを1:2に内分するので、
AR=32b,AQ=32c と表せます。
次に、線分BQ上の点Oについて、実数sを用いて、 AO=(1−s)AB+sAQ=(1−s)b+32sc と表せます。
同様に、線分CR上の点Oについて、実数tを用いて、 AO=(1−t)AC+tAR=(1−t)c+32tb と表せます。
上記2式は同じAOを表しているので、 (1−s)b+32sc=32tb+(1−t)c b,cは一次独立なので、 1−s=32t 32s=1−t この連立方程式を解きます。
t=23(1−s)を32s=1−tに代入すると、 32s=1−23(1−s)=1−23+23s=−21+23s 65s=21 したがって、
AO=(1−53)b+32⋅53c=52b+52c=52(b+c) 一方、OQ=AQ−AO=32c−52b−52c=−52b+(32−52)c=−52b+154c 線分BO上にOがあるので、BO=kOQとなる実数kが存在するはずです。 AO−AB=52(b+c)−b=−53b+52c=k(−52b+154c) −53=−52kよりk=23 52=154kよりk=23 したがって、BO=23OQとなり、BO:OQ=23:1=3:2