この問題はチェバの定理、メネラウスの定理、またはベクトルのいずれかを用いて解くことができます。ここではベクトルを用いて解きます。
OA=a, OB=b, OC=cとします。 点Rは辺ABを1:2に内分するので、
OR=1+22OA+1OB=32a+b 点Qは辺ACを2:3に内分するので、
OQ=2+33OA+2OC=53a+2c 点Oは線分AQ上にあるので、ある実数sを用いて AO=sAQ=s(OQ−OA)=s(53a+2c−a)=s(53a+2c−5a)=s(5−2a+2c) OO=OA+AO=a+s(5−2a+2c)=(1−52s)a+52sc 点Oは線分BR上にあるので、ある実数tを用いて BO=tBR=t(OR−OB)=t(32a+b−b)=t(32a+b−3b)=t(32a−2b) OO=OB+BO=b+t(32a−2b)=32ta+(1−32t)b したがって、
OO=(1−52s)a+52sc=32ta+(1−32t)b a,b,cは一次独立なので、1−52s=32t, 52s=0, 1−32t=0 しかし、52s=0を満たすと、OO=0となるので不適切。 次に、線分COを延長した直線と線分ABの交点をDとする。メネラウスの定理より、
RBAR×CQBC×OAQO=1 21×35×OCOA=1 21×QABC=1 RBAR=21, QCAQ=32だから、QCAC=QCAQ+QC=53AC52AC+53AC=531=35. よって、RBAR×CQBC したがって, OC=μOR