2つの直線 $y = 5x$ と $y = \frac{2}{3}x$ のなす角 $\theta$ を求める問題です。ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$ とします。

幾何学直線のなす角三角関数tan加法定理
2025/4/8

1. 問題の内容

2つの直線 y=5xy = 5xy=23xy = \frac{2}{3}x のなす角 θ\theta を求める問題です。ただし、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} とします。

2. 解き方の手順

直線の傾きと正接(tan)の関係を利用します。
y=5xy = 5x の傾きは 55 なので、この直線と xx 軸の正の向きとのなす角を α\alpha とすると、tanα=5\tan \alpha = 5 です。
同様に、y=23xy = \frac{2}{3}x の傾きは 23\frac{2}{3} なので、この直線と xx 軸の正の向きとのなす角を β\beta とすると、tanβ=23\tan \beta = \frac{2}{3} です。
2つの直線のなす角 θ\thetaαβ\alpha - \beta で表されるので、tanθ=tan(αβ)\tan \theta = \tan(\alpha - \beta) を計算します。
tan\tan の加法定理より、
tan(αβ)=tanαtanβ1+tanαtanβ\tan(\alpha - \beta) = \frac{\tan \alpha - \tan \beta}{1 + \tan \alpha \tan \beta}
tanα=5\tan \alpha = 5tanβ=23\tan \beta = \frac{2}{3} を代入すると、
tanθ=5231+523=15233+103=133133=1\tan \theta = \frac{5 - \frac{2}{3}}{1 + 5 \cdot \frac{2}{3}} = \frac{\frac{15 - 2}{3}}{\frac{3 + 10}{3}} = \frac{\frac{13}{3}}{\frac{13}{3}} = 1
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} の範囲で tanθ=1\tan \theta = 1 となる θ\thetaθ=π4\theta = \frac{\pi}{4} です。

3. 最終的な答え

θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}

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