$c > \frac{1}{4}$ を満たす実数 $c$ が与えられている。$xy$ 平面上の放物線 $A: y = x^2$ と、直線 $y = x - c$ に関して $A$ と対称な放物線を $B$ とする。放物線 $A$ 上の点 $p$ と $B$ 上の点 $q$ が自由に動くとき、$pq$ の長さの最小値を $c$ を用いて表す。
2025/6/18
1. 問題の内容
を満たす実数 が与えられている。 平面上の放物線 と、直線 に関して と対称な放物線を とする。放物線 上の点 と 上の点 が自由に動くとき、 の長さの最小値を を用いて表す。
2. 解き方の手順
放物線 上の点 を考える。直線 に関して点 と対称な点を とする。
の中点 は直線 上にあるので、
また、 は直線 と直交するので、
これを に代入すると、
したがって、放物線 は と表される。 の座標を とすると、
より
より
したがって、
よって放物線 の方程式は である。
の長さの最小値を求める。 の長さは、放物線 と の距離の最小値に等しい。
上の点 における接線の傾きは である。求める最小距離は、 と平行な の接線を見つけることで求められる。 の傾きは であるから、 より である。
このとき、 上の点は であり、接線は より である。
したがって、直線 と直線 の距離が最小距離となる。
2つの平行線 と の距離は である。
この場合、 と の距離は、
より、
最小距離は、2倍する必要がある。
よって