(1) 円 $x^2 + y^2 = 5$ と直線 $y = -x + 1$ の共有点の座標を求める。 (2) 直線 $2x - y - 5 = 0$ が円 $x^2 + y^2 = 25$ によって切り取られてできる線分の長さを求める。 (3) 円 $x^2 + y^2 + 2y = 0$ と直線 $y = ax - 3$ の共有点の個数を、$a$ の値によって場合分けして求める。

幾何学直線共有点距離線分の長さ連立方程式平方完成
2025/4/8

1. 問題の内容

(1) 円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=x+1y = -x + 1 の共有点の座標を求める。
(2) 直線 2xy5=02x - y - 5 = 0 が円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 によって切り取られてできる線分の長さを求める。
(3) 円 x2+y2+2y=0x^2 + y^2 + 2y = 0 と直線 y=ax3y = ax - 3 の共有点の個数を、aa の値によって場合分けして求める。

2. 解き方の手順

(1)
円と直線の式を連立させて解く。
x2+(x+1)2=5x^2 + (-x + 1)^2 = 5
x2+x22x+1=5x^2 + x^2 - 2x + 1 = 5
2x22x4=02x^2 - 2x - 4 = 0
x2x2=0x^2 - x - 2 = 0
(x2)(x+1)=0(x - 2)(x + 1) = 0
x=2,1x = 2, -1
x=2x = 2 のとき y=2+1=1y = -2 + 1 = -1
x=1x = -1 のとき y=(1)+1=2y = -(-1) + 1 = 2
したがって、共有点の座標は (2,1)(2, -1)(1,2)(-1, 2) である。
(2)
円の中心 (0,0)(0, 0) と直線 2xy5=02x - y - 5 = 0 の距離 dd を求める。
d=2(0)(0)522+(1)2=55=5d = \frac{|2(0) - (0) - 5|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}
円の半径は r=5r = 5
切り取られる線分の長さを ll とすると、
(l2)2+d2=r2(\frac{l}{2})^2 + d^2 = r^2
(l2)2+(5)2=52(\frac{l}{2})^2 + (\sqrt{5})^2 = 5^2
(l2)2=255=20(\frac{l}{2})^2 = 25 - 5 = 20
l2=20=25\frac{l}{2} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
l=45l = 4\sqrt{5}
(3)
円の式を平方完成すると、
x2+(y+1)2=1x^2 + (y + 1)^2 = 1
円の中心は (0,1)(0, -1)、半径は 11 である。
円の中心と直線の距離 dd を求める。
d=a(0)(1)3a2+(1)2=2a2+1=2a2+1d = \frac{|a(0) - (-1) - 3|}{\sqrt{a^2 + (-1)^2}} = \frac{|-2|}{\sqrt{a^2 + 1}} = \frac{2}{\sqrt{a^2 + 1}}
共有点の個数は、d<1d < 1 のとき 2個、d=1d = 1 のとき 1個、d>1d > 1 のとき 0個となる。
d<1d < 1 のとき
2a2+1<1\frac{2}{\sqrt{a^2 + 1}} < 1
2<a2+12 < \sqrt{a^2 + 1}
4<a2+14 < a^2 + 1
a2>3a^2 > 3
a<3,a>3a < -\sqrt{3}, a > \sqrt{3}
d=1d = 1 のとき
2a2+1=1\frac{2}{\sqrt{a^2 + 1}} = 1
2=a2+12 = \sqrt{a^2 + 1}
4=a2+14 = a^2 + 1
a2=3a^2 = 3
a=±3a = \pm \sqrt{3}
d>1d > 1 のとき
3<a<3-\sqrt{3} < a < \sqrt{3}
したがって、
a<3a < -\sqrt{3} のとき 2個
a=3a = -\sqrt{3} のとき 1個
3<a<3-\sqrt{3} < a < \sqrt{3} のとき 0個
a=3a = \sqrt{3} のとき 1個
a>3a > \sqrt{3} のとき 2個

3. 最終的な答え

(1) (2,1),(1,2)(2, -1), (-1, 2)
(2) 454\sqrt{5}
(3)
a<3a < -\sqrt{3} のとき 2個
a=3a = -\sqrt{3} のとき 1個
3<a<3-\sqrt{3} < a < \sqrt{3} のとき 0個
a=3a = \sqrt{3} のとき 1個
a>3a > \sqrt{3} のとき 2個

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