点P(2, 1)を通り、円 $x^2 + y^2 = 1$ に接する直線の方程式を求める。

幾何学接線点と直線の距離方程式
2025/3/13

1. 問題の内容

点P(2, 1)を通り、円 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 に接する直線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

点P(2, 1)を通る直線の式を y=m(x2)+1y = m(x - 2) + 1 とおく。これは mxy2m+1=0mx - y - 2m + 1 = 0 と変形できる。
この直線が円 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 に接するということは、円の中心(0, 0)と直線との距離が円の半径1に等しいということである。点と直線の距離の公式を用いると、
m(0)(0)2m+1m2+(1)2=1\frac{|m(0) - (0) - 2m + 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = 1
2m+1=m2+1|-2m + 1| = \sqrt{m^2 + 1}
両辺を2乗すると、
(2m+1)2=m2+1(-2m + 1)^2 = m^2 + 1
4m24m+1=m2+14m^2 - 4m + 1 = m^2 + 1
3m24m=03m^2 - 4m = 0
m(3m4)=0m(3m - 4) = 0
したがって、m=0m = 0 または m=43m = \frac{4}{3}
m=0m = 0 のとき、直線の方程式は y=0(x2)+1y = 0(x - 2) + 1 より y=1y = 1
m=43m = \frac{4}{3} のとき、直線の方程式は y=43(x2)+1y = \frac{4}{3}(x - 2) + 1 より y=43x83+1y = \frac{4}{3}x - \frac{8}{3} + 1。変形して y=43x53y = \frac{4}{3}x - \frac{5}{3}。両辺に3をかけて 3y=4x53y = 4x - 5、つまり 4x3y5=04x - 3y - 5 = 0
また、x=2, y=1のときに円に接する直線が存在する場合を考える。
直線 x=2x=2 は点P(2,1)を通るが、円 x2+y2=1x^2+y^2=1 に接することはない。なぜなら、x=2とすると、22+y2=12^2+y^2=1 より、y2=3y^2=-3 となり、実数解を持たないから。

3. 最終的な答え

y=1y = 1
4x3y5=04x - 3y - 5 = 0

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