初項1、公差4の等差数列 $\{a_n\}$ と、初項2、公差7の等差数列 $\{b_n\}$ がある。この2つの数列に共通する項を小さい方から順に並べた数列を $\{c_n\}$ とするとき、数列 $\{c_n\}$ の一般項 $c_n$ を求めよ。
2025/4/8
1. 問題の内容
初項1、公差4の等差数列 と、初項2、公差7の等差数列 がある。この2つの数列に共通する項を小さい方から順に並べた数列を とするとき、数列 の一般項 を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、数列 と の一般項を求める。
数列 の一般項は である。
数列 の一般項は である。
数列 は と の共通項なので、 を満たす自然数 、 が存在する。
よって、 という式が成り立つ。
これを整理すると、
のとき、 となり、 より となる。
このとき、、 となり、共通項の最初の項は9であることがわかる。
次に、数列 の公差は4、数列 の公差は7なので、共通項の数列 の公差は4と7の最小公倍数である28となる。
よって、数列 は初項が9、公差が28の等差数列である。
したがって、数列 の一般項は である。