初項1、公差4の等差数列 $\{a_n\}$ と、初項2、公差7の等差数列 $\{b_n\}$ がある。この2つの数列に共通する項を小さい方から順に並べた数列を $\{c_n\}$ とするとき、数列 $\{c_n\}$ の一般項 $c_n$ を求めよ。

代数学等差数列数列一般項共通項最小公倍数
2025/4/8

1. 問題の内容

初項1、公差4の等差数列 {an}\{a_n\} と、初項2、公差7の等差数列 {bn}\{b_n\} がある。この2つの数列に共通する項を小さい方から順に並べた数列を {cn}\{c_n\} とするとき、数列 {cn}\{c_n\} の一般項 cnc_n を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、数列 {an}\{a_n\}{bn}\{b_n\} の一般項を求める。
数列 {an}\{a_n\} の一般項は an=1+(n1)4=4n3a_n = 1 + (n-1)4 = 4n - 3 である。
数列 {bn}\{b_n\} の一般項は bn=2+(n1)7=7n5b_n = 2 + (n-1)7 = 7n - 5 である。
数列 {cn}\{c_n\}{an}\{a_n\}{bn}\{b_n\} の共通項なので、cn=ak=blc_n = a_k = b_l を満たす自然数 kkll が存在する。
よって、4k3=7l54k - 3 = 7l - 5 という式が成り立つ。
これを整理すると、
4k=7l24k = 7l - 2
4k=4l+3l24k = 4l + 3l - 2
4(kl)=3l24(k-l) = 3l - 2
l=2l=2 のとき、4(k2)=62=44(k-2) = 6-2 = 4 となり、k2=1k-2=1 より k=3k=3 となる。
このとき、a3=4(3)3=9a_3 = 4(3) - 3 = 9b2=7(2)5=9b_2 = 7(2) - 5 = 9 となり、共通項の最初の項は9であることがわかる。
次に、数列 {an}\{a_n\} の公差は4、数列 {bn}\{b_n\} の公差は7なので、共通項の数列 {cn}\{c_n\} の公差は4と7の最小公倍数である28となる。
よって、数列 {cn}\{c_n\} は初項が9、公差が28の等差数列である。
したがって、数列 {cn}\{c_n\} の一般項は cn=9+(n1)28=28n19c_n = 9 + (n-1)28 = 28n - 19 である。

3. 最終的な答え

cn=28n19c_n = 28n - 19

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