集合Aは1以上100以下の偶数、集合Bは1以上100以下の15の倍数である。このとき、$n(A \cup B)$を求める。

離散数学集合集合の要素数集合の和集合の共通部分
2025/4/8

1. 問題の内容

集合Aは1以上100以下の偶数、集合Bは1以上100以下の15の倍数である。このとき、n(AB)n(A \cup B)を求める。

2. 解き方の手順

まず、集合Aの要素数を求める。1以上100以下の偶数は、2,4,6,...,1002, 4, 6, ..., 100である。これは、2から100までの偶数なので、要素数は100/2=50100/2 = 50個である。したがって、n(A)=50n(A) = 50
次に、集合Bの要素数を求める。1以上100以下の15の倍数は、15,30,45,60,75,9015, 30, 45, 60, 75, 90である。要素数は6個なので、n(B)=6n(B) = 6
次に、ABA \cap Bの要素数を求める。これは、1以上100以下の偶数であり、かつ15の倍数である数、つまり30の倍数の個数を求める。1以上100以下の30の倍数は、30,60,9030, 60, 90である。要素数は3個なので、n(AB)=3n(A \cap B) = 3
最後に、n(AB)n(A \cup B)を求める。集合の要素数の公式より、
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)である。
これにそれぞれの値を代入すると、
n(AB)=50+63=53n(A \cup B) = 50 + 6 - 3 = 53

3. 最終的な答え

53

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