与えられた円錐について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 展開図における扇形の中心角 $a$ を求めます。 (2) 円錐の表面積を求めます。

幾何学円錐表面積扇形展開図
2025/4/8

1. 問題の内容

与えられた円錐について、以下の2つの問いに答えます。
(1) 展開図における扇形の中心角 aa を求めます。
(2) 円錐の表面積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 扇形の中心角 aa を求める。
円錐の底面の円周の長さは 2πr2 \pi r で、rは底面の半径です。図から底面の半径は1なので、底面の円周の長さは 2π×1=2π2 \pi \times 1 = 2\pi です。
扇形の弧の長さは底面の円周の長さに等しいので、2π2\pi です。
扇形の半径は円錐の母線の長さに等しく、図からそれは3です。
扇形の弧の長さ LL は、L=2πR×a360L = 2\pi R \times \frac{a}{360} で表されます。ここで、RRは扇形の半径、aa は中心角です。
この問題では、L=2πL=2\piR=3R=3 なので、
2π=2π×3×a3602\pi = 2\pi \times 3 \times \frac{a}{360}
13=a360\frac{1}{3} = \frac{a}{360}
a=3603=120a = \frac{360}{3} = 120
(2) 円錐の表面積を求める。
円錐の表面積は、底面の円の面積と扇形の面積の和で求められます。
底面の円の面積は、πr2=π×12=π\pi r^2 = \pi \times 1^2 = \pi です。
扇形の面積は πR2×a360=π×32×120360=π×9×13=3π\pi R^2 \times \frac{a}{360} = \pi \times 3^2 \times \frac{120}{360} = \pi \times 9 \times \frac{1}{3} = 3\pi です。
したがって、円錐の表面積は π+3π=4π\pi + 3\pi = 4\pi となります。

3. 最終的な答え

(1) 扇形の中心角: 120120
(2) 円錐の表面積: 4π4\pi

「幾何学」の関連問題

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=2, BC=3, CD=1, DA=2である。対角線ACとBDの交点をEとするとき、以下の値を求めよ。 (1) BD (2) BE

四角形トレミーの定理余弦定理相似内接四角形
2025/4/9

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=2, BC=3, CD=1, DA=2である。対角線ACとBDの交点をEとするとき、以下の値を求めよ。 (1) BD (2) BE

四角形トレミーの定理余弦定理相似
2025/4/9

円に内接する四角形ABCDにおいて、$AB=2$, $BC=3$, $CD=1$, $DA=2$である。対角線ACとBDの交点をEとするとき、以下の値を求めよ。 (1) BD (2) BE

円に内接する四角形トレミーの定理余弦定理相似図形
2025/4/9

円に内接する四角形ABCDがあり、AB=2, BC=3, CD=1, DA=2である。対角線ACとBDの交点をEとするとき、以下の値を求めよ。 (1) BDの長さ (2) BEの長さ

四角形余弦定理相似
2025/4/9

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=2, BC=3, CD=1, DA=2である。対角線ACとBDの交点をEとするとき、BDの長さとBEの長さを求めよ。

四角形余弦定理相似内接四角形
2025/4/9

$\angle A$ が直角である直角三角形 $ABC$ において、$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $E$ とします。さらに、$\angle C$ の二等分線と $AE$ の...

三角形角度二等分線正弦定理
2025/4/9

$\angle A$ が直角である直角三角形 $ABC$ において、$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $E$ とする。さらに、$\angle C$ の二等分線と $AE$ の交...

三角形角度二等分線正弦定理
2025/4/9

$\triangle ABC$ があり、$AB=4$, $BC=CA=8$ である。この三角形の外接円上に点 $D$ を $AD=4$ となるように取る (ただし、$D$ は $B$ と異なる)。 以...

三角形四角形余弦定理円周角面積ブラーマグプタの公式
2025/4/9

$\angle A$が直角である直角三角形$ABC$において、$\angle A$の二等分線と辺$BC$の交点を$E$とし、$\angle C$の二等分線と線分$AE$の交点を$O$とする。$AO:O...

直角三角形角の二等分線角度三角比
2025/4/9

直角三角形ABCにおいて、∠A=90°である。∠Aの二等分線と辺BCの交点をEとし、∠Cの二等分線とAEの交点をOとする。AO:OE = $(\sqrt{3}+1):2$のとき、∠Bの大きさを求める問...

直角三角形角の二等分線正弦定理三角比
2025/4/9