一辺の長さが $k$ の正方形OABCがある。平面上に $\angle AOP = \frac{\pi}{3}$, $\angle COP = \frac{5\pi}{6}$, $OP = 1$ となる点Pをとる。線分APの中点をMとする。$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OP} = \vec{p}$ とおくとき、以下の問いに答えよ。 (1) 線分OMの長さを $k$ を用いて表せ。 (2) $\vec{OC}$ を $k$ と $\vec{a}$, $\vec{p}$ を用いて表せ。 (3) $\vec{AC}$ と $\vec{OM}$ が平行になるときの $k$ の値を求めよ。
2025/6/20
1. 問題の内容
一辺の長さが の正方形OABCがある。平面上に , , となる点Pをとる。線分APの中点をMとする。, とおくとき、以下の問いに答えよ。
(1) 線分OMの長さを を用いて表せ。
(2) を と , を用いて表せ。
(3) と が平行になるときの の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を と を用いて表す。MはAPの中点なので、
ここで , , なので
よって
(2) であり、, なので、
は を原点中心に反時計回りに 回転させたベクトルなので、 は と直交する。
とおく。 と は直交するので、
より よって
なので、
より
図から は の左側にあるので、 となり
よって
(3)
と が平行なので、 となる実数 が存在する。
かつ
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)