(1) 一辺の長さが1である正四面体ABCDにおいて、三角形BCDの重心をPとする。点Gを $\overrightarrow{AG} = \frac{\overrightarrow{AB}+\overrightarrow{AC}+\overrightarrow{AD}}{4}$ を満たす点とする。 (ア) 線分AGの長さを求める。 (イ) 3点A, G, Pが同一直線上にあることを示す。 (ウ) AG:GP を求める。 (2) 座標空間において、点A(1,2,0), B(2,3,-1)をとり、2点A,Bを通る直線をlとする。実数tが定める点P(t,-t,3t)に対して、直線l上に点Qを、線分PQと直線lが直交するようにとる。 (ア) 点Qの座標をtを用いて表す。 (イ) tを変化させるとき、線分PQの長さが最小となるようなtの値を求める。
2025/6/20
1. 問題の内容
(1) 一辺の長さが1である正四面体ABCDにおいて、三角形BCDの重心をPとする。点Gを を満たす点とする。
(ア) 線分AGの長さを求める。
(イ) 3点A, G, Pが同一直線上にあることを示す。
(ウ) AG:GP を求める。
(2) 座標空間において、点A(1,2,0), B(2,3,-1)をとり、2点A,Bを通る直線をlとする。実数tが定める点P(t,-t,3t)に対して、直線l上に点Qを、線分PQと直線lが直交するようにとる。
(ア) 点Qの座標をtを用いて表す。
(イ) tを変化させるとき、線分PQの長さが最小となるようなtの値を求める。
2. 解き方の手順
(1) (ア)
正四面体なので、すべての辺の長さは1であり、隣り合う辺のなす角は である。
同様に、,
(イ)
(kは実数)とおけることを示す。
よって、なので、A, G, Pは同一直線上にある。
(ウ)
3. 最終的な答え
(1) (ア)
(イ) A, G, Pは同一直線上にある
(ウ) AG:GP = 3:1