地面に垂直に立つ木PQがあり、地面の点A, Bにおいて、$\angle PAQ = 30^\circ$, $\angle QAB = 45^\circ$, $\angle QBA = 60^\circ$, $BQ = 20m$である。このとき、木PQの高さを求める。

幾何学三角比正弦定理高さ図形
2025/4/9

1. 問題の内容

地面に垂直に立つ木PQがあり、地面の点A, Bにおいて、PAQ=30\angle PAQ = 30^\circ, QAB=45\angle QAB = 45^\circ, QBA=60\angle QBA = 60^\circ, BQ=20mBQ = 20mである。このとき、木PQの高さを求める。

2. 解き方の手順

まず、QAB\triangle QABにおいて、AQB=180(45+60)=75\angle AQB = 180^\circ - (45^\circ + 60^\circ) = 75^\circである。正弦定理より、
AQsin60=BQsin45\frac{AQ}{\sin 60^\circ} = \frac{BQ}{\sin 45^\circ}
AQ=BQsin60sin45=203222=2032=106AQ = \frac{BQ \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{20 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{20\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = 10\sqrt{6}
次に、PAQ\triangle PAQにおいて、PAQ=30\angle PAQ = 30^\circ, PQA=90\angle PQA = 90^\circなので、
tan30=PQAQ\tan 30^\circ = \frac{PQ}{AQ}
PQ=AQtan30=10613=102PQ = AQ \tan 30^\circ = 10\sqrt{6} \cdot \frac{1}{\sqrt{3}} = 10\sqrt{2}

3. 最終的な答え

木PQの高さは、10210\sqrt{2}m。

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