図の台形ABCDについて、辺ABの長さと面積Sを求める問題です。辺ADの長さは4、辺BCの長さは8、角Bは70°、角Cは57°です。

幾何学台形角度面積三角関数
2025/4/13

1. 問題の内容

図の台形ABCDについて、辺ABの長さと面積Sを求める問題です。辺ADの長さは4、辺BCの長さは8、角Bは70°、角Cは57°です。

2. 解き方の手順

まず、点Aから辺BCに垂線AEを下ろし、点Dから辺BCに垂線DFを下ろします。
台形ABCDの高さはAE = DFです。
三角形ABEにおいて、BE=ABcos70BE = AB \cdot \cos{70^\circ}AE=ABsin70AE = AB \cdot \sin{70^\circ}が成り立ちます。
三角形DCFにおいて、CF=CDcos57CF = CD \cdot \cos{57^\circ}DF=DCsin57DF = DC \cdot \sin{57^\circ}が成り立ちます。
ここで、BC=BE+EF+FCBC = BE + EF + FCです。EF=AD=4EF = AD = 4なので、BE+FC=84=4BE + FC = 8 - 4 = 4となります。
ABcos70+DCcos57=4AB \cdot \cos{70^\circ} + DC \cdot \cos{57^\circ} = 4 ...(1)
ABsin70=DCsin57AB \cdot \sin{70^\circ} = DC \cdot \sin{57^\circ} ...(2)
(2)式より、DC=ABsin70sin57DC = AB \cdot \frac{\sin{70^\circ}}{\sin{57^\circ}}
これを(1)に代入すると、
ABcos70+ABsin70sin57cos57=4AB \cdot \cos{70^\circ} + AB \cdot \frac{\sin{70^\circ}}{\sin{57^\circ}} \cdot \cos{57^\circ} = 4
AB(cos70+sin70cos57sin57)=4AB (\cos{70^\circ} + \sin{70^\circ} \cdot \frac{\cos{57^\circ}}{\sin{57^\circ}}) = 4
AB(cos70+sin70cot57)=4AB (\cos{70^\circ} + \sin{70^\circ} \cot{57^\circ}) = 4
AB=4cos70+sin70cot57AB = \frac{4}{\cos{70^\circ} + \sin{70^\circ} \cot{57^\circ}}
AB40.342+0.9400.64940.342+0.61040.9524.20AB \approx \frac{4}{0.342 + 0.940 \cdot 0.649} \approx \frac{4}{0.342 + 0.610} \approx \frac{4}{0.952} \approx 4.20
DC=ABsin70sin574.200.9400.8394.201.1204.70DC = AB \cdot \frac{\sin{70^\circ}}{\sin{57^\circ}} \approx 4.20 \cdot \frac{0.940}{0.839} \approx 4.20 \cdot 1.120 \approx 4.70
高さは、AE=ABsin704.200.9403.95AE = AB \cdot \sin{70^\circ} \approx 4.20 \cdot 0.940 \approx 3.95
面積S=AD+BC2AE=4+823.95=63.95=23.7S = \frac{AD + BC}{2} \cdot AE = \frac{4+8}{2} \cdot 3.95 = 6 \cdot 3.95 = 23.7

3. 最終的な答え

ABの長さ: 約4.20
面積S: 約23.7

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