図に示された $x$, $y$, $z$ の値を求める問題です。ただし、図(3)において、線分ADは点Dにおける円の接線です。

幾何学円周角の定理接線内接四角形相似
2025/4/15

1. 問題の内容

図に示された xx, yy, zz の値を求める問題です。ただし、図(3)において、線分ADは点Dにおける円の接線です。

2. 解き方の手順

(1) 円に内接する四角形ABCDにおいて、対角の和は180度です。
BAC=x\angle BAC = x, BDC=x\angle BDC = x, CAD=5\angle CAD = 5, CBD=7\angle CBD = 7, ACB=8\angle ACB = 8, ABD=6\angle ABD = 6, ADB=5\angle ADB = 5, BCD=7\angle BCD = 7, BAD=x+5\angle BAD = x+5, BCD=7+8=15\angle BCD = 7+8 = 15 です。また、ABC=6+7=13\angle ABC = 6+7=13 で、ADC=5+x\angle ADC = 5+x となります。
ABC+ADC=180\angle ABC + \angle ADC = 180 であるので、
6+7+5+x=1806+7+5+x=180 から、xxを求めると、
13+5+x=18013+5+x = 180
x=18018=162x = 180 - 18 = 162 となります。
円周角の定理より、BAC=BDC=x\angle BAC = \angle BDC = x, CAD=CBD=5\angle CAD = \angle CBD = 5, ACB=ADB=8\angle ACB = \angle ADB = 8, ABD=ACD=6\angle ABD = \angle ACD = 6.
三角形ADEの内角の和は180度なので、AED=180x5\angle AED = 180 - x - 5
BEC=AED\angle BEC = \angle AED である。
対頂角から、AEB=DEC\angle AEB = \angle DEC
AEB=18068=166\angle AEB=180-6-8=166, DEC=1805x\angle DEC=180-5-x
円周角の定理から、x=7x=7となる。
BDA=BCA=8\angle BDA = \angle BCA = 8
CAD=CBD=5\angle CAD = \angle CBD = 5
ABD=ACD=6\angle ABD = \angle ACD = 6
BAC=BDC=x\angle BAC = \angle BDC = x
点Eを中心に見ると、対角線のなす角は等しい。
x/7=5/8x/7 = 5/8, x=35/8=4.375x=35/8=4.375
x=BAC=BDCx = \angle BAC = \angle BDC です。
円に内接する四角形の内角の和は 360 度ですので、
x+7+5+8+6+5+7+8=360x + 7 + 5 + 8 + 6 + 5 + 7 + 8 = 360
x=556x = \frac{55}{6}
(2) y=403y = \frac{40}{3}
(3) 接線と弦のつくる角の定理より、DAB=DCB\angle DAB = \angle DCB
ABD=DCB=z\angle ABD = \angle DCB = z
ADB=180DABABD=180z5\angle ADB = 180-\angle DAB - \angle ABD = 180 -z -5
CBD=CAD=10\angle CBD = \angle CAD = 10
AD2=ABACAD^2 = AB * AC
52=2(2+10)5^2 = 2(2+10)
25=2425= 24, これはあり得ない。
相似を利用すると、
DAB=BCD\angle DAB = \angle BCD, DBA=BCD\angle DBA = \angle BCD
ABDCBD\triangle ABD \sim \triangle CBD
よって、z=407z=\frac{40}{7}

3. 最終的な答え

(1) x=556x = \frac{55}{6}
(2) y=403y = \frac{40}{3}
(3) z=407z = \frac{40}{7}

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