点A(4, -2)と点B(-2, 6)を通る直線 $l$ について、以下の3つの問いに答える。 (1) 直線 $l$ の方程式を求める。 (2) 原点Oと直線 $l$ の距離を求める。 (3) 三角形OABの面積を求める。

幾何学直線方程式距離面積ベクトル
2025/4/17

1. 問題の内容

点A(4, -2)と点B(-2, 6)を通る直線 ll について、以下の3つの問いに答える。
(1) 直線 ll の方程式を求める。
(2) 原点Oと直線 ll の距離を求める。
(3) 三角形OABの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線 ll の方程式を求める。
まず、直線 ll の傾き mm を求める。
m=6(2)24=86=43m = \frac{6 - (-2)}{-2 - 4} = \frac{8}{-6} = -\frac{4}{3}
次に、点A(4, -2)を通り、傾きが 43-\frac{4}{3} の直線の方程式を求める。
y(2)=43(x4)y - (-2) = -\frac{4}{3}(x - 4)
y+2=43x+163y + 2 = -\frac{4}{3}x + \frac{16}{3}
y=43x+1632y = -\frac{4}{3}x + \frac{16}{3} - 2
y=43x+103y = -\frac{4}{3}x + \frac{10}{3}
両辺に3を掛けて整理する。
3y=4x+103y = -4x + 10
4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0
(2) 原点Oと直線 ll の距離を求める。
(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は次の式で求められる。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
原点O(0, 0)と直線 4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0 の距離 dd は、
d=4(0)+3(0)1042+32=1016+9=1025=105=2d = \frac{|4(0) + 3(0) - 10|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|-10|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{10}{\sqrt{25}} = \frac{10}{5} = 2
(3) 三角形OABの面積を求める。
三角形OABの面積 SS は、ベクトル OA=(4,2)\vec{OA} = (4, -2)OB=(2,6)\vec{OB} = (-2, 6) を用いて、
S=124×6(2)×(2)=12244=1220=10S = \frac{1}{2}|4 \times 6 - (-2) \times (-2)| = \frac{1}{2}|24 - 4| = \frac{1}{2}|20| = 10

3. 最終的な答え

(1) 直線 ll の方程式: 4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0
(2) 原点Oと直線 ll の距離: 2
(3) 三角形OABの面積: 10

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