座標平面上に3点 A(-1, 3), B(4, 5), C(3, 1) が与えられている。以下の問いに答えよ。 (1) 線分 AB の長さを求めよ。 (2) 線分 AB を 5:3 の比に内分する点 D の座標を求めよ。 (3) y 軸上にあり、点 C との距離が 5 であるような点 P の座標を求めよ。 (4) 三角形 ABC の重心 G の座標を求めよ。

幾何学座標平面距離内分点重心
2025/4/18

1. 問題の内容

座標平面上に3点 A(-1, 3), B(4, 5), C(3, 1) が与えられている。以下の問いに答えよ。
(1) 線分 AB の長さを求めよ。
(2) 線分 AB を 5:3 の比に内分する点 D の座標を求めよ。
(3) y 軸上にあり、点 C との距離が 5 であるような点 P の座標を求めよ。
(4) 三角形 ABC の重心 G の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分 AB の長さを求める。
点 A(-1, 3), B(4, 5) の間の距離は、距離の公式を用いて求められる。
距離の公式は、d=(x2x1)2+(y2y1)2d = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2} である。
この場合、x1=1,y1=3,x2=4,y2=5x_1 = -1, y_1 = 3, x_2 = 4, y_2 = 5 である。
よって、AB=(4(1))2+(53)2=(5)2+(2)2=25+4=29AB = \sqrt{(4 - (-1))^2 + (5 - 3)^2} = \sqrt{(5)^2 + (2)^2} = \sqrt{25 + 4} = \sqrt{29}
(2) 線分 AB を 5:3 の比に内分する点 D の座標を求める。
内分点の公式は、D=(mx2+nx1m+n,my2+ny1m+n)D = (\frac{m x_2 + n x_1}{m + n}, \frac{m y_2 + n y_1}{m + n}) である。
この場合、m=5,n=3,x1=1,y1=3,x2=4,y2=5m = 5, n = 3, x_1 = -1, y_1 = 3, x_2 = 4, y_2 = 5 である。
よって、D=(5(4)+3(1)5+3,5(5)+3(3)5+3)=(2038,25+98)=(178,348)=(178,174)D = (\frac{5(4) + 3(-1)}{5 + 3}, \frac{5(5) + 3(3)}{5 + 3}) = (\frac{20 - 3}{8}, \frac{25 + 9}{8}) = (\frac{17}{8}, \frac{34}{8}) = (\frac{17}{8}, \frac{17}{4})
(3) y 軸上にあり、点 C(3, 1) との距離が 5 であるような点 P の座標を求める。
y 軸上にある点の x 座標は 0 なので、P(0, y) とおく。
点 C(3, 1) と点 P(0, y) の距離が 5 であることから、
(30)2+(1y)2=5\sqrt{(3 - 0)^2 + (1 - y)^2} = 5
両辺を 2 乗して、9+(1y)2=259 + (1 - y)^2 = 25
(1y)2=16(1 - y)^2 = 16
1y=±41 - y = \pm 4
y=1±4y = 1 \pm 4
y=5,3y = 5, -3
よって、P(0, 5), P(0, -3)
(4) 三角形 ABC の重心 G の座標を求める。
重心の公式は、G=(x1+x2+x33,y1+y2+y33)G = (\frac{x_1 + x_2 + x_3}{3}, \frac{y_1 + y_2 + y_3}{3}) である。
この場合、A(1,3),B(4,5),C(3,1)A(-1, 3), B(4, 5), C(3, 1) である。
よって、G=(1+4+33,3+5+13)=(63,93)=(2,3)G = (\frac{-1 + 4 + 3}{3}, \frac{3 + 5 + 1}{3}) = (\frac{6}{3}, \frac{9}{3}) = (2, 3)

3. 最終的な答え

(1) 29\sqrt{29}
(2) (178,174)(\frac{17}{8}, \frac{17}{4})
(3) (0, 5), (0, -3)
(4) (2, 3)

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