2直線 $ax + by + c = 0$ と $a'x + b'y + c' = 0$ について、以下の2つの命題を証明する問題です。ただし、$b \neq 0$ かつ $b' \neq 0$とします。 (1) 2直線が平行 $\Leftrightarrow$ $ab' - ba' = 0$ (2) 2直線が垂直 $\Leftrightarrow$ $aa' + bb' = 0$

幾何学直線平行垂直傾き方程式証明
2025/4/17

1. 問題の内容

2直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0ax+by+c=0a'x + b'y + c' = 0 について、以下の2つの命題を証明する問題です。ただし、b0b \neq 0 かつ b0b' \neq 0とします。
(1) 2直線が平行 \Leftrightarrow abba=0ab' - ba' = 0
(2) 2直線が垂直 \Leftrightarrow aa+bb=0aa' + bb' = 0

2. 解き方の手順

(1) 2直線が平行の場合:
2直線が平行であるとき、それぞれの傾きは等しい。与えられた直線の方程式を変形して、傾きを求めます。
ax+by+c=0ax + by + c = 0 より、by=axcby = -ax - c なので、y=abxcby = -\frac{a}{b}x - \frac{c}{b}。よって、傾きは ab-\frac{a}{b}です。
同様に、ax+by+c=0a'x + b'y + c' = 0 より、by=axcb'y = -a'x - c'なので、y=abxcby = -\frac{a'}{b'}x - \frac{c'}{b'}。よって、傾きは ab-\frac{a'}{b'}です。
平行条件より、
ab=ab-\frac{a}{b} = -\frac{a'}{b'}
ab=abab' = a'b
abab=0ab' - a'b = 0
逆に、abab=0ab' - a'b = 0のとき、ab=abab' = a'bなので、ab=ab-\frac{a}{b} = -\frac{a'}{b'}となり、2直線の傾きが等しく、平行であることが言えます。
(2) 2直線が垂直の場合:
2直線が垂直であるとき、それぞれの傾きの積は-1です。
与えられた直線の方程式を変形して求めた傾きを用いると、
(ab)(ab)=1(-\frac{a}{b})(-\frac{a'}{b'}) = -1
aabb=1\frac{aa'}{bb'} = -1
aa=bbaa' = -bb'
aa+bb=0aa' + bb' = 0
逆に、aa+bb=0aa' + bb' = 0 のとき、aa=bbaa' = -bb'なので、aabb=1\frac{aa'}{bb'}=-1 となり、(ab)(ab)=1(-\frac{a}{b})(-\frac{a'}{b'}) = -1 となって、2直線の傾きの積が-1となり、垂直であることが言えます。

3. 最終的な答え

(1) 2直線が平行 \Leftrightarrow abba=0ab' - ba' = 0
(2) 2直線が垂直 \Leftrightarrow aa+bb=0aa' + bb' = 0

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