2つの数の和が $2$ であり、2乗の和が $2\sqrt{3}$ であるとき、その2つの数の3乗の和と5乗の和を求める問題です。

代数学式の計算対称式因数分解展開
2025/4/10

1. 問題の内容

2つの数の和が 22 であり、2乗の和が 232\sqrt{3} であるとき、その2つの数の3乗の和と5乗の和を求める問題です。

2. 解き方の手順

2つの数を x,yx, y とします。問題文より、以下の2つの式が成り立ちます。
x+y=2x+y=2
x2+y2=23x^2+y^2=2\sqrt{3}
まず、xyxy の値を求めます。(x+y)2=x2+y2+2xy(x+y)^2=x^2+y^2+2xy なので、
22=23+2xy2^2 = 2\sqrt{3} + 2xy
4=23+2xy4 = 2\sqrt{3} + 2xy
2xy=4232xy = 4-2\sqrt{3}
xy=23xy = 2-\sqrt{3}
次に、x3+y3x^3+y^3 の値を求めます。
x3+y3=(x+y)(x2xy+y2)=(x+y)(x2+y2xy)x^3+y^3 = (x+y)(x^2-xy+y^2) = (x+y)(x^2+y^2-xy) なので、
x3+y3=2(23(23))=2(232+3)=2(332)=634x^3+y^3 = 2(2\sqrt{3}-(2-\sqrt{3})) = 2(2\sqrt{3}-2+\sqrt{3}) = 2(3\sqrt{3}-2) = 6\sqrt{3}-4
したがって、x3+y3=634x^3+y^3 = 6\sqrt{3}-4 です。
次に、x5+y5x^5+y^5 を求めます。
x5+y5=(x2+y2)(x3+y3)x2y2(x+y)x^5+y^5 = (x^2+y^2)(x^3+y^3)-x^2y^2(x+y) であることを利用します。
x5+y5=(23)(634)(23)2(2)x^5+y^5 = (2\sqrt{3})(6\sqrt{3}-4) - (2-\sqrt{3})^2(2)
x5+y5=3683(443+3)(2)x^5+y^5 = 36-8\sqrt{3} - (4-4\sqrt{3}+3)(2)
x5+y5=3683(743)(2)x^5+y^5 = 36-8\sqrt{3} - (7-4\sqrt{3})(2)
x5+y5=368314+83x^5+y^5 = 36-8\sqrt{3} - 14 + 8\sqrt{3}
x5+y5=22x^5+y^5 = 22

3. 最終的な答え

3乗の和:6346\sqrt{3}-4
5乗の和:2222

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