画像に写っている数学の問題のうち、問題9を解きます。問題9は以下の2つの小問からなります。 (1) ある等差数列の初項から第n項までの和を $S_n$ とする。$S_{10} = 100$, $S_{20} = 400$ のとき、$S_n$ を求めよ。また、$S_{30}$ を求めよ。 (2) 第5項が20, 初項から第5項までの和が50である等差数列について、初項と公差を求めよ。

代数学等差数列数列の和線形方程式
2025/4/10
回答します。

1. 問題の内容

画像に写っている数学の問題のうち、問題9を解きます。問題9は以下の2つの小問からなります。
(1) ある等差数列の初項から第n項までの和を SnS_n とする。S10=100S_{10} = 100, S20=400S_{20} = 400 のとき、SnS_n を求めよ。また、S30S_{30} を求めよ。
(2) 第5項が20, 初項から第5項までの和が50である等差数列について、初項と公差を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
等差数列の和の公式は、Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d) で表されます。ここで、aa は初項、dd は公差です。
問題文より、S10=100S_{10} = 100, S20=400S_{20} = 400 なので、以下の2つの式が得られます。
102(2a+9d)=100\frac{10}{2}(2a + 9d) = 100
202(2a+19d)=400\frac{20}{2}(2a + 19d) = 400
これを整理すると、
2a+9d=202a + 9d = 20 (1)
2a+19d=402a + 19d = 40 (2)
(2) - (1) より、
10d=2010d = 20
d=2d = 2
これを (1) に代入すると、
2a+9(2)=202a + 9(2) = 20
2a+18=202a + 18 = 20
2a=22a = 2
a=1a = 1
したがって、初項 a=1a=1, 公差 d=2d=2 であることが分かりました。
SnS_n を求めます。
Sn=n2(2(1)+(n1)2)=n2(2+2n2)=n2(2n)=n2S_n = \frac{n}{2}(2(1) + (n-1)2) = \frac{n}{2}(2 + 2n - 2) = \frac{n}{2}(2n) = n^2
よって、Sn=n2S_n = n^2 です。
S30S_{30} を求めます。
S30=(30)2=900S_{30} = (30)^2 = 900
(2)
第5項が20なので、a+4d=20a + 4d = 20 (3)
初項から第5項までの和が50なので、52(2a+4d)=50\frac{5}{2}(2a + 4d) = 50
2a+4d=202a + 4d = 20
a+2d=10a + 2d = 10 (4)
(3) - (4) より、
2d=102d = 10
d=5d = 5
これを (4) に代入すると、
a+2(5)=10a + 2(5) = 10
a+10=10a + 10 = 10
a=0a = 0
したがって、初項 a=0a = 0, 公差 d=5d = 5 であることが分かりました。

3. 最終的な答え

(1) Sn=n2S_n = n^2, S30=900S_{30} = 900
(2) 初項 00, 公差 55

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