(1) (x+1)(x−2)(x−3)(x−6) を展開します。 (x+1)(x−6)=x2−5x−6 (x−2)(x−3)=x2−5x+6 (x2−5x−6)(x2−5x+6)=(x2−5x)2−36=x4−10x3+25x2−36 (2) x2+xy−4x−5y−5 を因数分解します。 x2+xy−4x−5y−5=x(x+y−4)−5(y+1) x2+(y−4)x−(5y+5)=x2+(y−4)x−5(y+1). x2+xy−4x−5y−5=(x−5)(x+y+1) (3) (3a−b)4 の展開式における ab3 の項の係数を求めます。二項定理より、 (3a−b)4=∑k=04(k4)(3a)4−k(−b)k ab3 の項は k=3 のときなので、 (34)(3a)4−3(−b)3=4(3a)(−b3)=−12ab3 (4) f(a)=(a−1)(a4−1)=4−a−a4+1=5−(a+a4) を最大にする a を求めます。 相加相乗平均の関係より a+a4≥2a⋅a4=24=4 等号成立は a=a4、つまり a2=4 のとき。a>0 より a=2. よって、f(a)=5−(a+a4)≤5−4=1. (5) x3+ax2+bx−13=0 の解の一つが 2−3i のとき、2+3iも解である。実数解をrとすると、解と係数の関係より (2−3i)+(2+3i)+r=−a (2−3i)(2+3i)+(2−3i)r+(2+3i)r=b (2−3i)(2+3i)r=13 4+9=13. 13r=13 より、r=1 4+9+2r−3ir+2r+3ir=b より、13+4r=b, 13+4(1)=b, b=17 −a=2−3i+2+3i+1=5 より a=−5 (6) 2次関数 y=px2+qx+r が (0, 3), (1, 2), (3, 6) を通るとき、 (1,2) より p+q+3=2, p+q=−1 (3,6) より 9p+3q+3=6, 9p+3q=3, 3p+q=1 (3p+q)−(p+q)=1−(−1) より 2p=2, p=1. 1+q=−1 より q=−2. よって y=x2−2x+3 (7) 5sinA=4sinB=7sinC=k とすると、sinA=5k,sinB=4k,sinC=7k. 正弦定理より a:b:c=sinA:sinB:sinC=5:4:7. a=5l,b=4l,c=7l とおける。 余弦定理より cosC=2aba2+b2−c2=2(5l)(4l)(5l)2+(4l)2−(7l)2=4025+16−49=40−8=−51 (8) A={n∣nは2の倍数},B={n∣nは3の倍数},C={n∣nは5の倍数} ∣A∣=50,∣B∣=33,∣C∣=20 ∣A∩B∣={n∣nは6の倍数}=16 ∣B∩C∣={n∣nは15の倍数}=6 ∣A∩C∣={n∣nは10の倍数}=10 ∣A∩B∩C∣={n∣nは30の倍数}=3 ∣A∪B∪C∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣−∣A∩B∣−∣B∩C∣−∣A∩C∣+∣A∩B∩C∣=50+33+20−16−6−10+3=74 (9) サイコロを60回振るとき、1の目が出る回数Xの分散は?
1の目が出る確率は p=61。試行回数 n=60. 分散は V(X)=np(1−p)=60⋅61⋅(1−61)=10⋅65=650=325 (10) 赤玉4個, 白玉2個の合計6個の玉が入った袋がある。この袋から玉を同時に3個取り出すとき、異なる2色の玉を取り出す確率は?
全事象は (36)=3×2×16×5×4=20 異なる2色の玉を取り出すのは、赤2白1 または 赤1白2 の場合。
赤2白1: (24)(12)=24×3×2=6×2=12 赤1白2: (14)(22)=4×1=4 よって確率は 2012+4=2016=54