複素数 $z = r(\cos\theta + i\sin\theta)$ が与えられたとき、以下の等式を確かめる問題です。 (1) $\bar{z} = r\{\cos(-\theta) + i\sin(-\theta)\}$ (2) $|\bar{z}| = |z|$, $\arg \bar{z} = -\arg z$
2025/4/10
1. 問題の内容
複素数 が与えられたとき、以下の等式を確かめる問題です。
(1)
(2) ,
2. 解き方の手順
(1) 複素数 の共役複素数 は、虚部の符号を反転させたものです。つまり、
ここで、 かつ であることを利用すると、
したがって、与えられた等式は正しいことがわかります。
(2) 複素数 の絶対値 は です。
また、 の絶対値 は です。
したがって、 が成り立ちます。
次に、偏角について考えます。
の偏角は です。
の偏角は です。
したがって、 が成り立ちます。
3. 最終的な答え
(1) は正しい。
(2) , は正しい。