与えられた関数 $y = 5 \log x + 3$ の導関数を求める問題です。ここで、$\log$ は常用対数(底が10の対数)とします。

解析学微分対数関数導関数常用対数
2025/4/11

1. 問題の内容

与えられた関数 y=5logx+3y = 5 \log x + 3 の導関数を求める問題です。ここで、log\log は常用対数(底が10の対数)とします。

2. 解き方の手順

与えられた関数を xx について微分します。
まず、定数項の微分は0です。
次に、logx\log x の微分は 1xln10\frac{1}{x \ln 10} です。
したがって、5logx5 \log x の微分は 51xln10=5xln105 \cdot \frac{1}{x \ln 10} = \frac{5}{x \ln 10} となります。
ln10\ln 10 は自然対数なので、ln102.3026\ln 10 \approx 2.3026 です。
y=ddx(5logx+3)=ddx(5logx)+ddx(3)y' = \frac{d}{dx}(5 \log x + 3) = \frac{d}{dx}(5 \log x) + \frac{d}{dx}(3)
ddx(5logx)=5ddx(logx)=51xln10=5xln10\frac{d}{dx}(5 \log x) = 5 \cdot \frac{d}{dx}(\log x) = 5 \cdot \frac{1}{x \ln 10} = \frac{5}{x \ln 10}
ddx(3)=0\frac{d}{dx}(3) = 0
よって、y=5xln10+0=5xln10y' = \frac{5}{x \ln 10} + 0 = \frac{5}{x \ln 10} となります。

3. 最終的な答え

y=5xln10y' = \frac{5}{x \ln 10}

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