数列 $1, 3, 7, 15, 31, \dots$ の一般項 $a_n$ を求める問題です。

代数学数列一般項階差数列等比数列シグマ
2025/4/12

1. 問題の内容

数列 1,3,7,15,31,1, 3, 7, 15, 31, \dots の一般項 ana_n を求める問題です。

2. 解き方の手順

この数列の階差数列を考えます。階差数列とは、隣り合う項の差を取った数列のことです。
* 31=23-1 = 2
* 73=47-3 = 4
* 157=815-7 = 8
* 3115=1631-15 = 16
このように、階差数列は 2,4,8,16,2, 4, 8, 16, \dots となり、これは初項 22、公比 22 の等比数列です。
したがって、階差数列の一般項は 2n2^n です。
n2n \ge 2 のとき、数列の一般項は次の式で表されます。
an=a1+k=1n12ka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} 2^k
ここで、a1=1a_1 = 1 であり、k=1n12k\sum_{k=1}^{n-1} 2^k は初項 22、公比 22、項数 n1n-1 の等比数列の和なので、
k=1n12k=2(2n11)21=2n2\sum_{k=1}^{n-1} 2^k = \frac{2(2^{n-1}-1)}{2-1} = 2^n - 2
したがって、n2n \ge 2 のとき、
an=1+2n2=2n1a_n = 1 + 2^n - 2 = 2^n - 1
n=1n=1 のとき、a1=211=1a_1 = 2^1 - 1 = 1 となり、これは最初の項と一致します。
したがって、すべての nn に対して、an=2n1a_n = 2^n - 1 が成り立ちます。

3. 最終的な答え

an=2n1a_n = 2^n - 1

「代数学」の関連問題

与えられた数式の値を計算します。数式は $\frac{6}{\sqrt{3}} - \sqrt{2}(\sqrt{54} - \sqrt{50})$ です。

平方根有理化式の計算根号
2025/4/15

与えられた整式 $A$ と $B$ について、$A+B$、$A-B$、$2A-3B$ を計算する問題です。

式の計算多項式加減算
2025/4/15

問題文は、以下の3つの問題について、$A+B$を計算せよというものです。 (1) $A = x^2 + 3x + 1$, $B = 2x^2 - 5x - 1$ (2) $A = 3x^2 - 4xy...

多項式の加法文字式
2025/4/15

問題2: $(a+bi)(c+di)=0 \Leftrightarrow a=b=0$ または $c=d=0$ を証明する。 問題3: 次の複素数の絶対値 $r$ と偏角 $\theta$ ($-\p...

複素数絶対値偏角極形式複素数の積
2025/4/15

放物線 $y = (x+1)^2 - 7$ と $x$ 軸との交点の座標を求める問題です。

二次関数放物線交点平方根
2025/4/15

整式 $P(x)$ を $x-2$ で割ると余りが $8$ であり、$x+5$ で割ると余りが $-13$ である。$P(x)$ を $(x-2)(x+5)$ で割ったときの余りを求めよ。

多項式剰余の定理連立方程式
2025/4/15

2次方程式 $x^2 - 2x + 4 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、次の式の値を求める。 (1) $\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\b...

二次方程式解と係数の関係式の値因数分解
2025/4/15

200枚ずつ束になっている折り紙が $x$ 束ある。この折り紙を30枚使ったときの残りの枚数を、$x$ を使った式で表す。

一次式文章問題数量関係
2025/4/15

(1) $4x^2 \geq -3y(4x+3y)$が成り立つことを示し、等号が成り立つ条件を求める。 (2) $\frac{4+i}{1+2i}$ を計算する。

不等式複素数二次不等式共役複素数
2025/4/15

2次関数 $y = 2x^2 - 4ax + a + 1$ のグラフの頂点が直線 $y = 3x - 11$ 上にあるとき、定数 $a$ の値を求める問題です。

二次関数頂点2次方程式
2025/4/15