問題2: $(a+bi)(c+di)=0 \Leftrightarrow a=b=0$ または $c=d=0$ を証明する。 問題3: 次の複素数の絶対値 $r$ と偏角 $\theta$ ($-\pi < \theta \le \pi$)を求め、極形式で表す。 (1) $2-2i$ (2) $-4\sqrt{3}-4i$ (3) $-3i$ (4) $5$
2025/4/15
1. 問題の内容
問題2: または を証明する。
問題3: 次の複素数の絶対値 と偏角 ()を求め、極形式で表す。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
問題2:
これは かつ を意味する。
ならば、式は明らかに成り立つ。同様に、ならば式は成り立つ。
したがって、 は証明された。
次に、を証明する。
より
より
両辺を2乗して
よって、 または
ならば、
ならば、または
に代入して、あるいは
のとき、より、
のとき、あるいは
この結果をに代入すると、あるいは
のとき、あるいは
のとき、
しかし、簡単な反例として、との積は2になるため、上記の手順は正しくない。
正しい証明:
より、であるから、 かつ 。
またはならば、は明らか。
逆に、とすると、
かつが成り立つ。
のとき、かつ。ならば。ならば。
のとき、。より、。
ならば。ならばより、
問題3:
複素数 の絶対値 、偏角
(1)
(2)
しかし、とは両方とも負であるため、第3象限にある。したがって、
(3)
。これは定義できないため、の場合を考慮する必要がある。
は負の虚軸上にあるため、
(4)
3. 最終的な答え
問題2:
または
問題3:
(1)
(2)
(3)
(4)