(1) 多項式 $A$ を $2x+1$ で割ると、商が $x^2-3x-2$、余りが $4$ である。$A$ を求める。 (2) 多項式 $x^3+x^2-3x-1$ を $B$ で割ると、商が $x-1$、余りが $-3x+1$ である。$B$ を求める。

代数学多項式割り算因数定理展開
2025/4/15

1. 問題の内容

(1) 多項式 AA2x+12x+1 で割ると、商が x23x2x^2-3x-2、余りが 44 である。AA を求める。
(2) 多項式 x3+x23x1x^3+x^2-3x-1BB で割ると、商が x1x-1、余りが 3x+1-3x+1 である。BB を求める。

2. 解き方の手順

(1) 割る数、商、余りの関係から、AA は次のように表せる。
A=(2x+1)(x23x2)+4A = (2x+1)(x^2-3x-2) + 4
展開して整理する。
A=2x36x24x+x23x2+4A = 2x^3 - 6x^2 - 4x + x^2 - 3x - 2 + 4
A=2x35x27x+2A = 2x^3 - 5x^2 - 7x + 2
(2) 割る数、商、余りの関係から、x3+x23x1x^3+x^2-3x-1 は次のように表せる。
x3+x23x1=B(x1)+(3x+1)x^3 + x^2 - 3x - 1 = B(x-1) + (-3x+1)
B(x1)=x3+x23x1+3x1B(x-1) = x^3 + x^2 - 3x - 1 + 3x - 1
B(x1)=x3+x22B(x-1) = x^3 + x^2 - 2
B=x3+x22x1B = \frac{x^3 + x^2 - 2}{x-1}
ここで、x3+x22x^3 + x^2 - 2x1x-1 で割る。
x3+x22=(x1)(x2+2x+2)x^3 + x^2 - 2 = (x-1)(x^2 + 2x + 2)
したがって、B=x2+2x+2B = x^2 + 2x + 2

3. 最終的な答え

(1) A=2x35x27x+2A = 2x^3 - 5x^2 - 7x + 2
(2) B=x2+2x+2B = x^2 + 2x + 2

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