1. 問題の内容
分母が2次式の場合の、部分分数分解の式を教えてほしいという質問です。
2. 解き方の手順
分母が2次式の場合の、部分分数分解の方法を説明します。
* **場合1:分母が異なる2つの1次式の積に因数分解できる場合**
分母が () のように、異なる2つの1次式の積に因数分解できる場合、以下の式で部分分数分解できます。
ここで、 は分子の多項式、 と は定数です。 と の値は、両辺に を掛けて、得られた式の係数を比較するか、 および を代入することで求められます。
* **場合2:分母が1次式の2乗で表される場合**
分母が のように、1次式の2乗で表される場合、以下の式で部分分数分解できます。
ここで、 は分子の多項式、 と は定数です。 と の値は、両辺に を掛けて、得られた式の係数を比較するか、適切な の値を代入することで求められます。
* **場合3:分母が因数分解できない2次式の場合**
分母が のように、実数の範囲で因数分解できない2次式の場合、を1つの定数とみなします。
この場合は、以下のような形になります。
ここで、 は分子の多項式、 と は定数です。 と の値は、両辺の係数を比較することで求められます。
3. 最終的な答え
分母が2次式の場合、上記3パターンによって部分分数分解の式が変わります。
重要なのは、分母がどのように因数分解できるかによって、分解後の分数の形が決まるということです。
分解後の分子は、分母よりも次数が低い多項式になります。(定数も0次式と考えると当てはまります。)