分母が2次式の場合の、部分分数分解の式を教えてほしいという質問です。

代数学部分分数分解分数式因数分解2次式
2025/4/16

1. 問題の内容

分母が2次式の場合の、部分分数分解の式を教えてほしいという質問です。

2. 解き方の手順

分母が2次式の場合の、部分分数分解の方法を説明します。
* **場合1:分母が異なる2つの1次式の積に因数分解できる場合**
分母が (xa)(xb) (x-a)(x-b) (aba \neq b) のように、異なる2つの1次式の積に因数分解できる場合、以下の式で部分分数分解できます。
f(x)(xa)(xb)=Axa+Bxb\frac{f(x)}{(x-a)(x-b)} = \frac{A}{x-a} + \frac{B}{x-b}
ここで、f(x)f(x) は分子の多項式、AABB は定数です。AABB の値は、両辺に (xa)(xb)(x-a)(x-b) を掛けて、得られた式の係数を比較するか、x=ax = a および x=bx = b を代入することで求められます。
* **場合2:分母が1次式の2乗で表される場合**
分母が (xa)2 (x-a)^2 のように、1次式の2乗で表される場合、以下の式で部分分数分解できます。
f(x)(xa)2=Axa+B(xa)2\frac{f(x)}{(x-a)^2} = \frac{A}{x-a} + \frac{B}{(x-a)^2}
ここで、f(x)f(x) は分子の多項式、AABB は定数です。AABB の値は、両辺に (xa)2(x-a)^2 を掛けて、得られた式の係数を比較するか、適切な xx の値を代入することで求められます。
* **場合3:分母が因数分解できない2次式の場合**
分母が ax2+bx+cax^2 + bx + c のように、実数の範囲で因数分解できない2次式の場合、bx+cbx+cを1つの定数とみなします。
この場合は、以下のような形になります。
f(x)ax2+bx+c=Ax+Bax2+bx+c\frac{f(x)}{ax^2 + bx + c} = \frac{Ax+B}{ax^2 + bx + c}
ここで、f(x)f(x) は分子の多項式、AABB は定数です。AABB の値は、両辺の係数を比較することで求められます。

3. 最終的な答え

分母が2次式の場合、上記3パターンによって部分分数分解の式が変わります。
重要なのは、分母がどのように因数分解できるかによって、分解後の分数の形が決まるということです。
分解後の分子は、分母よりも次数が低い多項式になります。(定数も0次式と考えると当てはまります。)

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