$\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$ のとき、$\frac{3a+2c}{3b+2d} = \frac{3a-2c}{3b-2d}$ が成り立つことを証明します。

代数学比例式証明
2025/4/14
## 問題23 (1)

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、3a+2c3b+2d=3a2c3b2d\frac{3a+2c}{3b+2d} = \frac{3a-2c}{3b-2d} が成り立つことを証明します。

2. 解き方の手順

まず、ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k とおきます。すると、a=bka = bkc=dkc = dk と表せます。
次に、左辺と右辺にそれぞれ a=bka = bkc=dkc = dkを代入して計算し、両辺が等しくなることを示します。
左辺:
3a+2c3b+2d=3bk+2dk3b+2d=(3b+2d)k3b+2d=k\frac{3a+2c}{3b+2d} = \frac{3bk+2dk}{3b+2d} = \frac{(3b+2d)k}{3b+2d} = k
右辺:
3a2c3b2d=3bk2dk3b2d=(3b2d)k3b2d=k\frac{3a-2c}{3b-2d} = \frac{3bk-2dk}{3b-2d} = \frac{(3b-2d)k}{3b-2d} = k
したがって、3a+2c3b+2d=3a2c3b2d=k\frac{3a+2c}{3b+2d} = \frac{3a-2c}{3b-2d} = kとなり、両辺が等しいことが証明されました。

3. 最終的な答え

3a+2c3b+2d=3a2c3b2d\frac{3a+2c}{3b+2d} = \frac{3a-2c}{3b-2d} は成り立つ。
## 問題23 (2)

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、a2b2a2+b2=c2d2c2+d2\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2} = \frac{c^2-d^2}{c^2+d^2} が成り立つことを証明します。

2. 解き方の手順

まず、ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k とおきます。すると、a=bka = bkc=dkc = dk と表せます。
次に、左辺と右辺にそれぞれ a=bka = bkc=dkc = dkを代入して計算し、両辺が等しくなることを示します。
左辺:
a2b2a2+b2=(bk)2b2(bk)2+b2=b2k2b2b2k2+b2=b2(k21)b2(k2+1)=k21k2+1\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2} = \frac{(bk)^2-b^2}{(bk)^2+b^2} = \frac{b^2k^2-b^2}{b^2k^2+b^2} = \frac{b^2(k^2-1)}{b^2(k^2+1)} = \frac{k^2-1}{k^2+1}
右辺:
c2d2c2+d2=(dk)2d2(dk)2+d2=d2k2d2d2k2+d2=d2(k21)d2(k2+1)=k21k2+1\frac{c^2-d^2}{c^2+d^2} = \frac{(dk)^2-d^2}{(dk)^2+d^2} = \frac{d^2k^2-d^2}{d^2k^2+d^2} = \frac{d^2(k^2-1)}{d^2(k^2+1)} = \frac{k^2-1}{k^2+1}
したがって、a2b2a2+b2=c2d2c2+d2=k21k2+1\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2} = \frac{c^2-d^2}{c^2+d^2} = \frac{k^2-1}{k^2+1}となり、両辺が等しいことが証明されました。

3. 最終的な答え

a2b2a2+b2=c2d2c2+d2\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2} = \frac{c^2-d^2}{c^2+d^2} は成り立つ。
## 問題24

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、ma+ncmb+nd=ab\frac{ma+nc}{mb+nd} = \frac{a}{b} が成り立つことを証明します。

2. 解き方の手順

まず、ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} なので、ad=bcad = bc が成り立ちます。この関係を使って、ma+ncmb+nd=ab\frac{ma+nc}{mb+nd} = \frac{a}{b} を変形していきます。
ma+ncmb+nd=ab\frac{ma+nc}{mb+nd} = \frac{a}{b}の両辺に (mb+nd)(mb+nd) を掛けると、
ma+nc=ab(mb+nd)ma+nc = \frac{a}{b}(mb+nd)
ma+nc=ma+abndma+nc = ma + \frac{a}{b}nd
nc=abndnc = \frac{a}{b}nd
cd=ab\frac{c}{d} = \frac{a}{b}
これは与えられた条件と同じなので、ma+ncmb+nd=ab\frac{ma+nc}{mb+nd} = \frac{a}{b} が成り立つことが証明されました。

3. 最終的な答え

ma+ncmb+nd=ab\frac{ma+nc}{mb+nd} = \frac{a}{b} は成り立つ。

「代数学」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 1$, $a_2 = 5$, および漸化式 $a_{n+2} = 5a_{n+1} - 6a_n$ ($n = 1, 2, 3, \dots$)で定義されて...

数列漸化式特性方程式一般項
2025/4/16

$(x - \frac{2}{x})^8$ の展開式における定数項の係数を求める問題です。

二項定理展開定数項組み合わせ
2025/4/16

問題は、次の式を満たす $x$ の値を求めることです。 $0.0001 = \frac{1}{10000} = 10^x$

指数累乗方程式
2025/4/16

問題は2つあります。 1つ目の問題は $\frac{\sqrt{3}+\sqrt{2}}{\sqrt{3}-\sqrt{2}}$ を簡単にすることです。 2つ目の問題は $\sqrt{4xy^2} -...

有理化根号式の計算平方根
2025/4/16

問題は、$1 = 10^x$ を満たす $x$ の値を求めることです。

指数方程式対数
2025/4/16

次の式を計算する問題です。 $\frac{mx+my}{x^2-2xy+y^2} \times \frac{2x-2y}{mx^2+2mxy+my^2}$

分数式の計算因数分解式の簡約化
2025/4/16

$\frac{2x^2 - x - 1}{2x^2 + 5x + 2} \times \frac{4x^2 + x - 14}{x^2 - 1}$

分数式の計算因数分解約分多項式
2025/4/16

## 1. 問題の内容

因数分解分数式の計算剰余指数対数
2025/4/16

画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、以下の問題があります。 (1) $9^{\frac{3}{2}} - 3^{-2} + 27^{\frac{2}{3}} - 6^0$ を計算する。 ...

指数計算整数の性質平方根の計算分数式の計算剰余対数有理化
2025/4/16

画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、以下の問題を解きます。 (1) $9^{\frac{3}{2}}-3^{-2}+27^{\frac{2}{3}}-6^0$ を簡単にせよ。 (2) 正...

指数平方根因数分解剰余有理化
2025/4/16