X, Y, Z は 1 から 9 までの整数であり、X > Y > Z を満たします。このとき、以下の条件アとイを使って、Y の値を特定できるかどうかを判断します。 ア: $X = Y + 7$ イ: $Z = Y - 1$ 選択肢の中から、Yの値を特定できる条件の組み合わせを選びます。

代数学不等式整数条件論理
2025/4/15

1. 問題の内容

X, Y, Z は 1 から 9 までの整数であり、X > Y > Z を満たします。このとき、以下の条件アとイを使って、Y の値を特定できるかどうかを判断します。
ア: X=Y+7X = Y + 7
イ: Z=Y1Z = Y - 1
選択肢の中から、Yの値を特定できる条件の組み合わせを選びます。

2. 解き方の手順

まず、条件アについて考えます。
X=Y+7X = Y + 7 であり、X は最大で 9 なので、Y+79Y + 7 \le 9 より、Y2Y \le 2 となります。
また、Y>ZY > Z より、Y>0Y > 0 なので、YY は 1 または 2 です。
もし Y=1Y = 1 だと、X=1+7=8X = 1 + 7 = 8 となり、X>YX > Y を満たします。さらに、Z<YZ < Y なので、ZZ は存在しません。
もし Y=2Y = 2 だと、X=2+7=9X = 2 + 7 = 9 となり、X>YX > Y を満たします。また、Z<YZ < Y なので、Z=1Z = 1 となり、X>Y>ZX > Y > Z を満たします。
したがって、条件アだけでは Y の値は一意に定まりません。
次に、条件イについて考えます。
Z=Y1Z = Y - 1 であり、Z>0Z > 0 なので、Y1>0Y - 1 > 0 より、Y>1Y > 1 となります。
また、X>YX > Y ですが、XX についての情報がないので、YY は 2 から 9 までの任意の整数を取ることができます。
したがって、条件イだけでは Y の値は一意に定まりません。
次に、条件アとイの両方について考えます。
条件アから、Y2Y \le 2 であることがわかります。条件イから、Y>1Y > 1 であることがわかります。
したがって、Y=2Y = 2 となります。
X=Y+7=2+7=9X = Y + 7 = 2 + 7 = 9
Z=Y1=21=1Z = Y - 1 = 2 - 1 = 1
このとき、X=9,Y=2,Z=1X = 9, Y = 2, Z = 1 であり、X>Y>ZX > Y > Z を満たします。

3. 最終的な答え

条件アとイの両方があれば Y の値を特定できますが、片方だけでは特定できません。
したがって、答えは C です。