1. 問題の内容
を自然数とするとき、 が6の倍数であることを証明します。
2. 解き方の手順
まず、 を因数分解します。
次に、 が6の倍数であることを示すために、 が2の倍数かつ3の倍数であることを示します。
(i) が2の倍数であること:
が偶数のとき、 は2の倍数であるため、 も2の倍数です。
が奇数のとき、 も奇数であり、 は偶数になります。したがって、 は2の倍数であるため、 も2の倍数です。
よって、 が偶数でも奇数でも、 は2の倍数です。
(ii) が3の倍数であること:
が3の倍数のとき、 は3の倍数であるため、 も3の倍数です。
が3の倍数でないとき、 は または の形で表されます( は整数)。
- のとき、 なので、 となり、 は3の倍数です。したがって、 も3の倍数です。
- のとき、 なので、 となり、 は3の倍数です。したがって、 も3の倍数です。
よって、 が3の倍数でもそうでないときでも、 は3の倍数です。
(i) と (ii) より、 は2の倍数かつ3の倍数なので、6の倍数です。
3. 最終的な答え
したがって、 は6の倍数である。