関数 $y = f(x) = (\log x)^2$ (ただし $x>0$) の極値を求めよ。極値がない場合は「なし」と答え、極値がある場合はその値と極大値か極小値かを示せ。

解析学極値微分対数関数導関数
2025/4/15

1. 問題の内容

関数 y=f(x)=(logx)2y = f(x) = (\log x)^2 (ただし x>0x>0) の極値を求めよ。極値がない場合は「なし」と答え、極値がある場合はその値と極大値か極小値かを示せ。

2. 解き方の手順

1. まず、関数 $y = (\log x)^2$ を微分して、導関数 $y'$ を求める。

2. $y' = 0$ となる $x$ の値を求め、極値の候補とする。

3. $y''$を計算し、$y' = 0$となる$x$の値を代入して、極大値か極小値かを判断する。

4. もし$y'' > 0$ならば極小値、$y'' < 0$ならば極大値となる。

5. 極値の候補となる$x$の値を元の関数に代入し、極値を求める。

y=(logx)2y = (\log x)^2
y=2(logx)1xy' = 2 (\log x) \cdot \frac{1}{x}
y=2logxxy' = \frac{2\log x}{x}
y=0y' = 0 となるのは、2logxx=0\frac{2\log x}{x} = 0のとき。
2logx=02\log x = 0
logx=0\log x = 0
x=1x = 1
次に、二階導関数を計算する。
y=ddx(2logxx)y'' = \frac{d}{dx} \left(\frac{2\log x}{x}\right)
y=2xx2logx1x2y'' = \frac{\frac{2}{x} \cdot x - 2\log x \cdot 1}{x^2}
y=22logxx2y'' = \frac{2 - 2\log x}{x^2}
x=1x=1のとき
y=22log112=201=2>0y'' = \frac{2 - 2\log 1}{1^2} = \frac{2 - 0}{1} = 2 > 0
したがって、x=1x = 1 で極小値をとる。
x=1x = 1 のとき、
y=(log1)2=02=0y = (\log 1)^2 = 0^2 = 0
したがって、極小値は0である。

3. 最終的な答え

x=1x=1で極小値0をとる。

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