まず、式を展開します。
a(b2−c2)+b(c2−a2)+c(a2−b2)=ab2−ac2+bc2−ba2+ca2−cb2 次に、項の順序を並べ替えます。
ab2−ac2+bc2−ba2+ca2−cb2=ab2−ba2+bc2−cb2+ca2−ac2 共通因数でくくります。
ab2−ba2+bc2−cb2+ca2−ac2=ab(b−a)+bc(c−b)+ca(a−c) さらに変形します。
ab(b−a)+bc(c−b)+ca(a−c)=ab(b−a)+bc(c−b)−ca(c−a) =ab(b−a)−bc((b−c))−ca((c−a)) =−(a−b)(b−c)(c−a) 元の式に代入して確認することもできます。例えば、a=1,b=2,c=3 のとき、元の式は 1(22−32)+2(32−12)+3(12−22)=1(4−9)+2(9−1)+3(1−4)=−5+16−9=2 となり、−(1−2)(2−3)(3−1)=−(−1)(−1)(2)=−2 上記の式の展開に誤りがあったため、再度式を整理すると以下のようになります。
ab2−a2b+bc2−b2c+ca2−c2a =−(a−b)(b−c)(c−a)