必要条件、十分条件に関する4つの問題に答えます。 (1) 四角形ABCDにおいて、AB//DCであることは、四角形ABCDが長方形であるための[ 1 ]。 (2) xは実数とする。x=-1またはx=2は、$x^2-x-2=0$であるための[ 2 ]。 (3) xは実数とする。$x^2=-2x$は、$x^2-4=0$であるための[ 3 ]。 (4) nは自然数とする。nが12の倍数であることは、nが6の倍数であるための[ 4 ]。 選択肢は以下の通りです。 ① 必要条件であるが、十分条件でない ② 十分条件であるが、必要条件でない ③ 必要十分条件である ④ 必要条件でも十分条件でもない
2025/4/18
1. 問題の内容
必要条件、十分条件に関する4つの問題に答えます。
(1) 四角形ABCDにおいて、AB//DCであることは、四角形ABCDが長方形であるための[ 1 ]。
(2) xは実数とする。x=-1またはx=2は、であるための[ 2 ]。
(3) xは実数とする。は、であるための[ 3 ]。
(4) nは自然数とする。nが12の倍数であることは、nが6の倍数であるための[ 4 ]。
選択肢は以下の通りです。
① 必要条件であるが、十分条件でない
② 十分条件であるが、必要条件でない
③ 必要十分条件である
④ 必要条件でも十分条件でもない
2. 解き方の手順
(1)
AB//DCは、四角形ABCDが長方形であるための必要条件ですが、十分条件ではありません。
なぜなら、AB//DCは台形や平行四辺形でも満たされるからです。
したがって、[ 1 ]は①。
(2)
を因数分解すると、となり、またはとなります。
したがって、またはは、であるための必要十分条件です。
したがって、[ 2 ]は③。
(3)
を変形すると、、となるので、またはです。
を変形すると、、となるので、またはです。
ならばとは限らない(のとき成り立たない)。
ならばとは限らない(のとき成り立つ、のとき成り立つ)。
したがって、はであるための必要条件でも十分条件でもありません。
したがって、[ 3 ]は④。
(4)
nが12の倍数であるならば、nは6の倍数であるため、十分条件です。
nが6の倍数であるならば、nが12の倍数であるとは限らない(例えばn=6のとき)。
したがって、nが12の倍数であることは、nが6の倍数であるための十分条件であるが、必要条件ではありません。
したがって、[ 4 ]は②。
3. 最終的な答え
1: ①
2: ③
3: ④
4: ②