ある中学校の女子40人のハンドボール投げの記録が度数分布表にまとめられています。 (1) 表中のアとイにあてはまる数を求めます。 (2) 最頻値を求めます。 (3) 平均値を求めます。 (4) 記録が14m未満である生徒は全体の何%かを求めます。

確率論・統計学度数分布相対度数最頻値平均値統計
2025/3/16

1. 問題の内容

ある中学校の女子40人のハンドボール投げの記録が度数分布表にまとめられています。
(1) 表中のアとイにあてはまる数を求めます。
(2) 最頻値を求めます。
(3) 平均値を求めます。
(4) 記録が14m未満である生徒は全体の何%かを求めます。

2. 解き方の手順

(1)
* アは、階級14m~16mの相対度数です。相対度数の合計は1なので、アを求めるには、まずイを求める必要があります。
* イは、階級16m~18mの相対度数であり、度数が2人なので、相対度数は 2/40=0.052/40 = 0.05となります。
* アは、相対度数の合計から他の相対度数を引いて求めます。 1(0.10+0.45+0.05)=10.6=0.41 - (0.10 + 0.45 + 0.05) = 1 - 0.6 = 0.4
(2)
* 最頻値は、度数が最も多い階級の中央の値です。
* 度数が最も多いのは12m~14mの階級で、度数は18人です。
* この階級の中央の値は (12+14)/2=13(12 + 14) / 2 = 13mです。
(3)
* 平均値は、各階級の中央の値にその階級の度数を掛けたものの合計を、全体の度数で割ったものです。
* 10m~12mの中央の値は (10+12)/2=11 (10 + 12) / 2 = 11 m で、度数は4人。
* 12m~14mの中央の値は (12+14)/2=13 (12 + 14) / 2 = 13 m で、度数は18人。
* 14m~16mの中央の値は (14+16)/2=15 (14 + 16) / 2 = 15 m で、度数は16人。
* 16m~18mの中央の値は (16+18)/2=17 (16 + 18) / 2 = 17 m で、度数は2人。
* 平均値は、
(11×4+13×18+15×16+17×2)/40=(44+234+240+34)/40=552/40=13.8 (11 \times 4 + 13 \times 18 + 15 \times 16 + 17 \times 2) / 40 = (44 + 234 + 240 + 34) / 40 = 552 / 40 = 13.8 m
(4)
* 14m未満の生徒は、10m~12mと12m~14mの階級の生徒の合計です。
* 度数は4+18=224 + 18 = 22人です。
* 全体の40人に対する割合は22/40=0.5522 / 40 = 0.55なので、55%です。

3. 最終的な答え

(1) ア: 0.40, イ: 0.05
(2) 13m
(3) 13.8m
(4) 55%

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