底面の半径が 8cm、母線の長さが 12cm である円錐について、(1) 表面積を求める問題と、(2) この円錐の展開図において、側面のおうぎ形の中心角の大きさを求める問題です。

幾何学円錐表面積おうぎ形中心角
2025/4/20

1. 問題の内容

底面の半径が 8cm、母線の長さが 12cm である円錐について、(1) 表面積を求める問題と、(2) この円錐の展開図において、側面のおうぎ形の中心角の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 表面積を求める
円錐の表面積は、底面積と側面積の和で求められます。
* 底面積: 半径が 8cm の円の面積なので、82×π=64π8^2 \times \pi = 64\pi cm2^2
* 側面積: 母線の長さが 12cm、底面の円周の長さが 2×π×8=16π2 \times \pi \times 8 = 16\pi cm なので、側面積は 12×12×16π=96π\frac{1}{2} \times 12 \times 16\pi = 96\pi cm2^2 です。
* 表面積: 64π+96π=160π64\pi + 96\pi = 160\pi cm2^2
(2) 側面のおうぎ形の中心角の大きさを求める
側面のおうぎ形の弧の長さは、底面の円周の長さと等しいです。
おうぎ形の半径は母線の長さ 12cm です。
中心角を θ\theta とすると、おうぎ形の弧の長さは 2π×12×θ3602\pi \times 12 \times \frac{\theta}{360} と表せます。これが底面の円周の長さ 16π16\pi に等しいので、
2π×12×θ360=16π2\pi \times 12 \times \frac{\theta}{360} = 16\pi
π\pi で割って、
2×12×θ360=162 \times 12 \times \frac{\theta}{360} = 16
24×θ360=1624 \times \frac{\theta}{360} = 16
θ360=1624=23\frac{\theta}{360} = \frac{16}{24} = \frac{2}{3}
θ=23×360=240\theta = \frac{2}{3} \times 360 = 240
したがって、中心角は 240 度です。

3. 最終的な答え

(1) 表面積: 160π160\pi cm2^2
(2) 中心角の大きさ: 240 度

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