図3において、おもりが水平方向に引かれているとき、おもりにはたらく力の鉛直方向のつり合いの式を求め、空欄ウに当てはまる式を $m, g, T$ を用いて表す。ただし、鉛直上向きを正とする。

応用数学力学つり合い物理ベクトル
2025/4/20

1. 問題の内容

図3において、おもりが水平方向に引かれているとき、おもりにはたらく力の鉛直方向のつり合いの式を求め、空欄ウに当てはまる式を m,g,Tm, g, T を用いて表す。ただし、鉛直上向きを正とする。

2. 解き方の手順

まず、おもりにはたらく力を図示します。
- 重力:mgmg (下向き)
- 張力:TT (糸の張力)
- 外力:FF (水平方向の力)
おもりにはたらく力の鉛直方向のつり合いを考えます。
鉛直方向には重力 mgmg と糸の張力 TT の鉛直成分 TsinθT\sin{\theta} が釣り合います。ここで θ\theta は糸が鉛直方向となす角です。
問題文には、直接 θ\theta に関する情報はないので、張力 TT の鉛直成分と重力が釣り合う条件を書きます。
鉛直上向きを正とすると、鉛直方向の力のつり合いの式は次のようになります。
Tsinθmg=0T\sin\theta - mg = 0
しかし、図3には張力 TT が直接描かれていません。図2を参考にすると張力 T=T1T = T_1 であり、図には T1sinθT_1 \sin \theta が描かれています。したがって、図3の力のつり合いは
鉛直方向:T1sinθmg=0T_1\sin\theta - mg = 0
もし、図3に示されている TT が張力そのものであれば、糸の張力 TT の鉛直成分は、問題文の TT を用いると、おもりに働く力は重力 mgmg と張力 TT であり、力の鉛直方向のつり合いの式は、鉛直上向きを正とすると、
Tmg=0T - mg = 0
T=mgT = mg となります。
図から TT は糸の張力そのものではなく、TsinθT\sin\theta を表していると考えると、T=T1sinθT=T_1\sin\theta となるので
Tmg=0T - mg = 0
T=mgT = mg
となります。

3. 最終的な答え

ウ:TmgT - mg

「応用数学」の関連問題

3点$(1, 1)$, $(2, 5)$, $(3, 3)$を近似する回帰直線の式を、最小二乗法を用いて求める。

最小二乗法回帰直線線形代数統計
2025/6/2

アルゴンガスを初期体積 $2000 \ cm^3$ から最終体積 $500 \ cm^3$ まで圧縮し、同時に初期温度 $300 \ K$ から最終温度 $400 \ K$ まで加熱した時の、モルエン...

熱力学エントロピー積分対数
2025/6/2

グラフが与えられており、横軸は$V_0$、縦軸は$\theta_{max}$、パラメータは$R$です。$R = 0$の場合のグラフの概形と、ある$V_0$に対する$\theta_{max}$の値がどの...

グラフ解釈物理モデル
2025/6/2

DNAの10塩基対の長さが3.4 nmであるとき、長さが102 μmの2本鎖DNA分子に含まれるヌクレオチドの数を求める。

単位変換比例計算生物学
2025/6/2

ある工場で製品Aと製品Bを製造する。製品Aを1トン作るには原料Pが2トン、原料Qが4トン必要。製品Bを1トン作るには原料Pが6トン、原料Qが2トン必要。1ヶ月あたり、原料Pは140トン、原料Qは120...

線形計画法最適化不等式グラフ
2025/6/1

H国とF国の2国を考え、H国のみに市場が存在する。H国の需要曲線は、$D_H = -2p + 20$ である。最初に、H国の価格が9、F国の価格が8の場合を考える。次に、H国の価格が2、F国の価格が1...

経済学需要曲線価格弾力性収入利益
2025/6/1

ある工場で製品Aと製品Bを生産します。製品A, Bを1トン生産するのに必要な原料P, Qの量と製品A, Bの価格が表で与えられています。この工場へ1日に供給できる原料Pが最大9トン、原料Qが最大8トン...

線形計画法最適化制約条件グラフ
2025/6/1

質量 $m$ [kg] の物体が軽い糸1で天井から吊るされ、水平方向に糸2で引かれている。糸1が天井となす角は $\theta$ [°] である。重力加速度の大きさを $g$ [m/s²] とする。 ...

力学力の釣り合い三角関数ベクトル
2025/6/1

質量3.0kgの物体が糸1と糸2によって引っ張られている。糸1は鉛直方向から30°の角度をなし、糸2は水平方向に引っ張られている。重力加速度の大きさは9.8m/s²、$\sqrt{3} = 1.7$と...

力学ベクトル力の釣り合い三角関数物理
2025/6/1

ボールを高さ20の位置から45度または30度の角度で発射した時に、ボールが地面に落下するまでの水平距離を計算し、45度と30度どちらの角度で発射した方が水平距離が長いかを判断する。

力学放物運動水平距離角度物理
2025/6/1