P, Q, R, S, Tの5人が横一列に並んで写真を撮る。PもQも端にならないように並ぶとき、5人の並び方は何通りあるか。

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数並び方
2025/3/16

1. 問題の内容

P, Q, R, S, Tの5人が横一列に並んで写真を撮る。PもQも端にならないように並ぶとき、5人の並び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

まず、5人全員が自由に並ぶ場合の数を計算します。これは5の階乗、すなわち 5!5! で求められます。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
次に、PまたはQが端にいる場合の数を計算し、全体から引くことで、PもQも端にいない場合の数を求めます。
PとQが端にいないということは、PとQは真ん中の3つの場所(2,3,4番目)のいずれかに配置される必要があります。
まずP, Qが端にいる場合の数を計算する。

1. Pが端にいる場合:

Pが端にいる場所は2通り。残りの4つの場所には、Q, R, S, Tが自由に並べるので、4! = 24通り。したがって、Pが端にいる並び方は 2×24=482 \times 24 = 48通り。

2. Qが端にいる場合:

同様に、Qが端にいる場所は2通り。残りの4つの場所には、P, R, S, Tが自由に並べるので、4! = 24通り。したがって、Qが端にいる並び方は 2×24=482 \times 24 = 48通り。

3. PとQが両方とも端にいる場合:

PとQが両方とも端にいる並び方を重複して引いてしまったので、それを足し戻す必要がある。
Pが端にいる場所は2通り。Pの位置が決まれば、Qの場所はもう片方の端に固定されるので1通り。残りのR, S, Tは真ん中の3か所に自由に並ぶので、3! = 6通り。したがってP,Qが両方端にいる場合は2×1×6=122 \times 1 \times 6 = 12通り。
PまたはQが端にいる並び方は 48+4812=8448 + 48 - 12 = 84通り。
PもQも端にいない並び方は、全体からPまたはQが端にいる場合を引けばよい。
12084=36120 - 84 = 36通り。
しかし、別の考え方で計算することもできる。PとQは中央の3つの席のどれかに座るので、PとQの席の選び方は 3P2=3×2=6_3P_2 = 3 \times 2 = 6通り。そして、残りの3人は残りの3つの席に自由に座るので、3! = 3×2×1=63 \times 2 \times 1 = 6通り。よって、並び方は6×6=366 \times 6 = 36通り。

3. 最終的な答え

36通り

「確率論・統計学」の関連問題

大小中小の3個のさいころを投げるとき、以下の各場合について、何通りの出方があるかを求める問題です。 (1) 目の和が7になる場合 (2) 目の積が6になる場合

場合の数確率サイコロ
2025/4/19

(1) 7人の生徒から3人を選んで1列に並べるときの並べ方の総数を求めます。 (2) 1から9までの9個の数字から異なる4個を選んで作る4桁の整数の総数を求めます。

順列場合の数組み合わせ
2025/4/18

与えられた身長データをもとに、度数分布表を完成させる問題です。度数分布表は、身長の階級、階級値、度数、相対度数で構成されています。

度数分布表相対度数階級値統計
2025/4/18

20人の生徒の身長データが与えられており、それに基づいて度数分布表を完成させる問題です。度数分布表には、階級、階級値、度数、相対度数を記入する必要があります。

度数分布統計相対度数データ分析
2025/4/18

1個のサイコロを720回投げたとき、1の目が出る回数を$X$とする。 (1) $X$の平均、分散、標準偏差を求めよ。 (2) $X \geq 130$となる確率を、正規分布表を用いて求めよ。

二項分布平均分散標準偏差正規分布確率
2025/4/18

2つの事象AとBが排反事象であるとはどのようなときかを説明し、そのときの確率がどうなるかを教科書を参考にしながら説明してください。ただし、30字以上で入力する必要があります。

確率排反事象確率の加法定理
2025/4/18

「確率において、同様に確からしいとはどのようなときをいうか」を説明する問題です。30字以上で回答する必要があります。

確率同様に確からしい
2025/4/18

確率に関する記述のうち、正しくないものを選択する問題です。選択肢は以下の4つです。 ア. ある事象の起こる確率が1であるということは、その事象が「必ず起こる」ことを意味する。 イ. ある事象の起こる確...

確率確率の定義大数の法則
2025/4/18

9本のくじの中に当たりくじが3本ある。このくじを一度に2本引くとき、次の確率を求めよ。 (1) 2本ともはずれる確率 (2) 少なくとも1本は当たる確率

確率組み合わせくじ引き事象
2025/4/18

袋の中に赤球4個と白球5個が入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求めよ。 (1) 2個とも白球である確率 (2) 2個とも同じ色である確率

確率組み合わせ場合の数
2025/4/18