1. 問題の内容
P, Q, R, S, Tの5人が横一列に並んで写真を撮る。PもQも端にならないように並ぶとき、5人の並び方は何通りあるか。
2. 解き方の手順
まず、5人全員が自由に並ぶ場合の数を計算します。これは5の階乗、すなわち で求められます。
次に、PまたはQが端にいる場合の数を計算し、全体から引くことで、PもQも端にいない場合の数を求めます。
PとQが端にいないということは、PとQは真ん中の3つの場所(2,3,4番目)のいずれかに配置される必要があります。
まずP, Qが端にいる場合の数を計算する。
1. Pが端にいる場合:
Pが端にいる場所は2通り。残りの4つの場所には、Q, R, S, Tが自由に並べるので、4! = 24通り。したがって、Pが端にいる並び方は 通り。
2. Qが端にいる場合:
同様に、Qが端にいる場所は2通り。残りの4つの場所には、P, R, S, Tが自由に並べるので、4! = 24通り。したがって、Qが端にいる並び方は 通り。
3. PとQが両方とも端にいる場合:
PとQが両方とも端にいる並び方を重複して引いてしまったので、それを足し戻す必要がある。
Pが端にいる場所は2通り。Pの位置が決まれば、Qの場所はもう片方の端に固定されるので1通り。残りのR, S, Tは真ん中の3か所に自由に並ぶので、3! = 6通り。したがってP,Qが両方端にいる場合は通り。
PまたはQが端にいる並び方は 通り。
PもQも端にいない並び方は、全体からPまたはQが端にいる場合を引けばよい。
通り。
しかし、別の考え方で計算することもできる。PとQは中央の3つの席のどれかに座るので、PとQの席の選び方は 通り。そして、残りの3人は残りの3つの席に自由に座るので、3! = 通り。よって、並び方は通り。
3. 最終的な答え
36通り