袋の中に白玉3個、赤玉5個、青玉4個が入っている。この袋から4個の玉を同時に取り出すとき、次の確率を求めよ。 (1) 3個以上赤玉が出る確率 (2) 取り出した玉がどの色の玉も含む確率 (3) 取り出した玉の色が2色である確率
2025/7/7
1. 問題の内容
袋の中に白玉3個、赤玉5個、青玉4個が入っている。この袋から4個の玉を同時に取り出すとき、次の確率を求めよ。
(1) 3個以上赤玉が出る確率
(2) 取り出した玉がどの色の玉も含む確率
(3) 取り出した玉の色が2色である確率
2. 解き方の手順
(1) 3個以上赤玉が出る確率
全事象は、12個から4個を選ぶ組み合わせなので、通り。
3個以上赤玉が出るのは、
(i) 赤玉3個、残り1個
(ii) 赤玉4個
(i) 赤玉3個、残り1個の場合:
赤玉3個の選び方は通り。
残り1個は赤玉以外から選ぶので、7個から1個選ぶ通り。
よって、 通り。
(ii) 赤玉4個の場合:
赤玉4個の選び方は通り。
したがって、3個以上赤玉が出る場合は通り。
求める確率は。
(2) 取り出した玉がどの色の玉も含む確率
どの色の玉も含むためには、白、赤、青が少なくとも1個ずつ必要。残りの1個はどれでも良い。
色の内訳は(1,1,1,1)となる。
白玉1個、赤玉1個、青玉1個、残り1個を選ぶ。
白玉1個の選び方は通り。
赤玉1個の選び方は通り。
青玉1個の選び方は通り。
残り1個は、残りの9個から選ぶので通り。
よって、通り。
しかし、残り1個を選ぶ際に、既に選んだ色を選んでしまう可能性がある。
この場合はどの色の玉も含むという条件に違反する。
正しい計算方法:
白玉1個、赤玉1個、青玉1個を選んだ後、残り1個の選び方は、すでに選んだ3個以外から選ぶ必要がある。
つまり、色の内訳は(1,1,1,1)となる。
白玉1個、赤玉1個、青玉1個の選び方は 通り。
残り1個はどの玉でも良いので、残りの9個から選ぶ。
ここで注意しなければならないのは、3色全てを含む確率を求めたいので、
最後に選ぶ1個は、すでに選んだ色と同じ色でも良い。
しかし、一度3色を選んだ後は、残りの玉はどれでも良い。
4個すべて取り出す組み合わせは通り。
3色全てを含むのは、白、赤、青が少なくとも1個ずつ必要。
12個から4個を取り出す組み合わせの場合、全ての色を含む組み合わせは存在しない。
4個取り出すとき、少なくとも1色は選ばれない。
白、赤、青の組み合わせの数を数える。
取り出した玉がどの色の玉も含むということは、1個ずつ白、赤、青を取り、残りの1個はどれでも良い。
残り1個の選び方は、
(i) 白玉の場合は2個
(ii) 赤玉の場合は4個
(iii) 青玉の場合は3個
通り。
残り1個は既に選んだ以外の玉から選ぶ必要があるため、
とはならない。
例えば、白、赤、青を各1個選んだ場合、残りの選択肢は白2個、赤4個、青3個の合計9個。
従って、残り1個は9通り。
どの色も含む確率は0
(3) 取り出した玉の色が2色である確率
全事象は495通り。
2色の場合を考える。
(i) 白と赤
(ii) 白と青
(iii) 赤と青
(i) 白と赤の場合
白と赤の組み合わせを考える。
白玉3個と赤玉5個の合計8個から4個選ぶ。
ここから、白のみ、赤のみの場合を除く。
白のみは1通り、赤のみは通り。
よって通り。
(ii) 白と青の場合
白玉3個と青玉4個の合計7個から4個選ぶ。
白のみは1通り、青のみは1通り。
よって通り。
(iii) 赤と青の場合
赤玉5個と青玉4個の合計9個から4個選ぶ。
赤のみは通り、青のみは1通り。
よって通り。
合計は通り。
求める確率は。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 0
(3)