1から15までの数字が書かれた15枚のカードから同時に2枚引くとき、(1) 2枚のカードの数字の和が偶数になる確率と、(2) 2枚のカードの数字の積が偶数になる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ偶数奇数
2025/7/13

1. 問題の内容

1から15までの数字が書かれた15枚のカードから同時に2枚引くとき、(1) 2枚のカードの数字の和が偶数になる確率と、(2) 2枚のカードの数字の積が偶数になる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 数の和が偶数になる場合
和が偶数になるのは、2枚とも偶数か、2枚とも奇数のときです。
1から15までの数の中には、奇数が8個、偶数が7個あります。
全事象は、15枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、15C2=15×142×1=105{}_{15}C_2 = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105 通りです。
2枚とも奇数の場合は、8枚の奇数から2枚を選ぶので、8C2=8×72×1=28{}_8C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28 通りです。
2枚とも偶数の場合は、7枚の偶数から2枚を選ぶので、7C2=7×62×1=21{}_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21 通りです。
したがって、和が偶数になる確率は、28+21105=49105=715\frac{28+21}{105} = \frac{49}{105} = \frac{7}{15} です。
(2) 数の積が偶数になる場合
積が偶数になるのは、少なくとも1枚が偶数のときです。
これは、全事象から2枚とも奇数である場合を引けば求められます。
全事象は15C2=105{}_{15}C_2 = 105 通りであり、2枚とも奇数の場合は8C2=28{}_8C_2 = 28 通りなので、積が偶数になる場合の数は 10528=77105 - 28 = 77 通りです。
したがって、積が偶数になる確率は、77105=1115\frac{77}{105} = \frac{11}{15} です。

3. 最終的な答え

(1) 715\frac{7}{15}
(2) 1115\frac{11}{15}

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