10個のデータがあり、そのうち5個のデータの平均が4、標準偏差が2である。残りの5個のデータの平均は8、標準偏差は6である。 (1)全体の平均を求めよ。 (2)全体の分散を求めよ。

確率論・統計学平均分散標準偏差データの分析
2025/7/17

1. 問題の内容

10個のデータがあり、そのうち5個のデータの平均が4、標準偏差が2である。残りの5個のデータの平均は8、標準偏差は6である。
(1)全体の平均を求めよ。
(2)全体の分散を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)全体の平均を求める。
全体の平均は、それぞれの平均に個数をかけて足し合わせ、全体の個数で割ればよい。
全体の平均=(54+58)/10全体の平均 = (5 * 4 + 5 * 8) / 10
全体の平均=(20+40)/10全体の平均 = (20 + 40) / 10
全体の平均=60/10=6全体の平均 = 60 / 10 = 6
(2)全体の分散を求める。
まず、各データ群の分散を求める。
一つ目のデータ群の分散は、標準偏差の二乗であるため、 22=42^2 = 4
二つ目のデータ群の分散は、標準偏差の二乗であるため、 62=366^2 = 36
次に、全体の平均を用いて、各データ群の二乗平均を求める。
一つ目のデータ群の二乗平均をE(X2)1E(X^2)_1とすると、
E(X2)1=1+(1)2=4+42=4+16=20E(X^2)_1 = 分散_1 + (平均_1)^2 = 4 + 4^2 = 4 + 16 = 20
二つ目のデータ群の二乗平均をE(X2)2E(X^2)_2とすると、
E(X2)2=2+(2)2=36+82=36+64=100E(X^2)_2 = 分散_2 + (平均_2)^2 = 36 + 8^2 = 36 + 64 = 100
全体の二乗平均は、それぞれの二乗平均に個数をかけて足し合わせ、全体の個数で割ればよい。
全体の二乗平均=(5E(X2)1+5E(X2)2)/10=(520+5100)/10=(100+500)/10=600/10=60全体の二乗平均 = (5 * E(X^2)_1 + 5 * E(X^2)_2) / 10 = (5 * 20 + 5 * 100) / 10 = (100 + 500) / 10 = 600 / 10 = 60
全体の分散は、全体の二乗平均(全体の平均)2全体の二乗平均 - (全体の平均)^2で求められる。
全体の分散=6062=6036=24全体の分散 = 60 - 6^2 = 60 - 36 = 24

3. 最終的な答え

(1) 全体の平均値: 6
(2) 全体の分散: 24

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