5人の人にそれぞれ書類を送る際に、宛名と書類の内容が食い違ってしまった。 (1) ちょうど2人分の宛名と書面が食い違っている場合は何通りあるか。 (2) ちょうど4人分の宛名と書面が食い違っている場合は何通りあるか。
2025/7/17
1. 問題の内容
5人の人にそれぞれ書類を送る際に、宛名と書類の内容が食い違ってしまった。
(1) ちょうど2人分の宛名と書面が食い違っている場合は何通りあるか。
(2) ちょうど4人分の宛名と書面が食い違っている場合は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) ちょうど2人分の宛名と書面が食い違っている場合
まず、5人の中からどの2人が宛名と書面が食い違っているかを選ぶ。これは組み合わせの問題で、通り。
通り。
この2人を選んだとき、それぞれの宛名と書類が食い違うパターンは1通りしかない(Aの書類がBに、Bの書類がAに行く)。
残りの3人は正しい書類を受け取っている必要がある。
したがって、全部で10通り。
(2) ちょうど4人分の宛名と書面が食い違っている場合
まず、4人のうち、2人ずつペアを作って書類を交換する場合を考える。例えば、A, B, C, Dの4人がいたとして、AとB, CとDが書類を交換する場合。
4人の中から2人を選ぶ組み合わせは 通り。
次に残りの2人(C,D)について、CDの順番を変えるパターンは1通り。ただし、これはABCDの場合であり、AとBを入れ替えるパターンが全部で3通りある((A,B)(C,D), (A,C)(B,D), (A,D)(B,C))
残りの1人は正しい書類を受け取っている必要がある。
4人とも間違っている場合、4人が完全順列になっている必要がある。4人の完全順列の数は9通り。しかし、4人だけが食い違っているという条件では、残りの1人は正しい書類を受け取っている必要があるので、そのようなことは起こりえない。
もし4人全員が間違っているなら、残り一人は必ず間違ったものを受け取ることになる。なぜなら、4人分の書類が間違っている時点で、残された書類は1つしかなく、それは必ず残された1人にとって間違った書類になるからだ。
したがって、ちょうど4人分の宛名と書面が食い違っている場合は0通り。
3. 最終的な答え
(1) 10通り
(2) 0通り