赤玉6個、白玉4個が入った袋から玉を1個取り出し、色を見てから元に戻すという試行を5回行う。5回目に3度目の赤玉が出る確率を求めよ。

確率論・統計学確率二項分布確率計算
2025/7/13

1. 問題の内容

赤玉6個、白玉4個が入った袋から玉を1個取り出し、色を見てから元に戻すという試行を5回行う。5回目に3度目の赤玉が出る確率を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、1回の試行で赤玉が出る確率を求めます。
袋の中には全部で 6+4=106 + 4 = 10 個の玉が入っており、そのうち赤玉は6個なので、赤玉が出る確率は P()=610=35P(赤) = \frac{6}{10} = \frac{3}{5} です。
次に、4回目までに赤玉が2回出る確率を求めます。これは二項分布に従います。4回中2回赤玉が出る組み合わせの数は 4C2=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りです。
4回中2回赤玉が出て、2回白玉が出る確率は、
4C2×(35)2×(25)2=6×925×425=6×36625=216625 _4C_2 \times (\frac{3}{5})^2 \times (\frac{2}{5})^2 = 6 \times \frac{9}{25} \times \frac{4}{25} = 6 \times \frac{36}{625} = \frac{216}{625}
最後に、5回目に赤玉が出る確率を掛けます。これは既に求めてある通り 35\frac{3}{5} です。
したがって、求める確率は、
216625×35=6483125 \frac{216}{625} \times \frac{3}{5} = \frac{648}{3125}

3. 最終的な答え

6483125\frac{648}{3125}

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