1. 問題の内容

確率論・統計学確率排反事象余事象組み合わせ独立試行
2025/7/7

1. 問題の内容

3. 空欄に適切な式を入れよ。

* AとBが排反事象であるとき、P(AB)P(A \cup B)を求めよ。
* 余事象の確率P(A)P(\overline{A})を求めよ。

4. 次の問いに答えよ。

* (1) 10円硬貨と100円硬貨を同時に投げるとき、次の確率を求めよ。
* (ア) 2枚とも表が出る確率
* (イ) 少なくとも1枚は裏が出る確率
* (2) 8本の当たりくじの中に当たりが3本ある。このくじを一度に2本引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求めよ。

5. 次の問に答えよ。

* (1) 弓道部のAさん、Bさんが的に矢を命中させる確率はそれぞれ12,23\frac{1}{2}, \frac{2}{3}である。2人が続けて弓を射て、ともに的に矢を命中させる確率を求めよ。
* (2) 10本のくじの中に当たりくじが3本ある。このくじをA,Bの2人が順に1本ずつ引く。Aがくじを引いて、引いたくじをもとにもどしてからBが引くとき、2人がともに当たる確率を求めよ。

6. 解き方の手順

7.

* AとBが排反事象であるとき、P(AB)=P(A)+P(B)P(A \cup B) = P(A) + P(B)
* 余事象の確率P(A)=1P(A)P(\overline{A}) = 1 - P(A)

8.

* (1)(ア) 10円硬貨と100円硬貨がともに表である確率は、それぞれが表である確率の積なので、12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
* (1)(イ) 少なくとも1枚が裏である確率は、2枚とも表である確率の余事象なので、114=341 - \frac{1}{4} = \frac{3}{4}
* (2) 少なくとも1本が当たる確率を求める。余事象は2本とも外れる確率である。8本から2本引く方法は(82)=8×72=28\binom{8}{2} = \frac{8 \times 7}{2} = 28通り。外れくじは5本なので、2本とも外れる方法は(52)=5×42=10\binom{5}{2} = \frac{5 \times 4}{2} = 10通り。よって、2本とも外れる確率は1028=514\frac{10}{28} = \frac{5}{14}。したがって、少なくとも1本が当たる確率は1514=9141 - \frac{5}{14} = \frac{9}{14}

9.

* (1) AとBがともに命中させる確率は、それぞれの確率の積なので、12×23=13\frac{1}{2} \times \frac{2}{3} = \frac{1}{3}
* (2) Aが当たりくじを引き、Bも当たりくじを引く確率。Aが当たりくじを引く確率は310\frac{3}{10}。Aが引いたくじを戻すので、Bが当たりくじを引く確率は310\frac{3}{10}。よって、2人とも当たる確率は310×310=9100\frac{3}{10} \times \frac{3}{10} = \frac{9}{100}
1

0. 最終的な答え

1

1.

* P(AB)=P(A)+P(B)P(A \cup B) = P(A) + P(B)
* P(A)=1P(A)P(\overline{A}) = 1 - P(A)
1

2.

* (1)(ア) 14\frac{1}{4}
* (1)(イ) 34\frac{3}{4}
* (2) 914\frac{9}{14}
1

3.

* (1) 13\frac{1}{3}
* (2) 9100\frac{9}{100}

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