Aがn回目にサイコロを振る確率を Pn、Bがn回目にサイコロを振る確率を Qnとする。 P1=1, Q1=0 Aがn回目にサイコロを振る場合を考える。n-1回目にAがサイコロを振って奇数が出た場合と、n-1回目にBがサイコロを振って3,4,5,6が出た場合がある。
Aがサイコロを振って奇数が出る確率は1/2。Bがサイコロを振って3,4,5,6が出る確率は4/6 = 2/3。
したがって、
Pn=21Pn−1+32Qn−1 Bがn回目にサイコロを振る場合を考える。n-1回目にAがサイコロを振って偶数が出た場合と、n-1回目にBがサイコロを振って1または2が出た場合がある。
Aがサイコロを振って偶数が出る確率は1/2。Bがサイコロを振って1または2が出る確率は2/6 = 1/3。
したがって、
Qn=21Pn−1+31Qn−1 また、Pn+Qn=1 より、Qn=1−Pn を用いて Qn を消去する。 Pn=21Pn−1+32(1−Pn−1) Pn=21Pn−1+32−32Pn−1 Pn=−61Pn−1+32 Pn−α=−61(Pn−1−α) となるα を求める。 Pn=−61Pn−1+61α+α 61α+α=32 67α=32 α=74 Pn−74=−61(Pn−1−74) 数列 {Pn−74} は、初項 P1−74=1−74=73、公比 −61 の等比数列である。 Pn−74=73(−61)n−1 Pn=74+73(−61)n−1 Qn=1−Pn=1−74−73(−61)n−1 Qn=73−73(−61)n−1=73(1−(−61)n−1)