川の流速が $1.2 \text{ m/s}$ であるとき、静水時の船の速さが $1.6 \text{ m/s}$ であり、船が川岸に対して垂直な方向に船首を向けて出発したとする。このとき、川岸で静止している人から見た船の速さを求める。

応用数学ベクトル速度ピタゴラスの定理物理
2025/4/21

1. 問題の内容

川の流速が 1.2 m/s1.2 \text{ m/s} であるとき、静水時の船の速さが 1.6 m/s1.6 \text{ m/s} であり、船が川岸に対して垂直な方向に船首を向けて出発したとする。このとき、川岸で静止している人から見た船の速さを求める。

2. 解き方の手順

船は川の流れによって横方向に流されながら、川岸に対して垂直に進むため、川岸から見た船の速度は、船の静水時の速度と川の流速のベクトル和となる。船の速度と川の流速は互いに直交しているので、ピタゴラスの定理を用いて、川岸から見た船の速さを計算する。
川岸から見た船の速さ vv は、船の静水時の速さ vbv_b と川の流速 vcv_c を用いて、次のように表せる。
v=vb2+vc2v = \sqrt{v_b^2 + v_c^2}
与えられた値を代入すると、
v=(1.6 m/s)2+(1.2 m/s)2v = \sqrt{(1.6 \text{ m/s})^2 + (1.2 \text{ m/s})^2}
v=2.56+1.44 m/sv = \sqrt{2.56 + 1.44} \text{ m/s}
v=4.00 m/sv = \sqrt{4.00} \text{ m/s}
v=2.0 m/sv = 2.0 \text{ m/s}

3. 最終的な答え

川岸で静止している人から見た船の速さは、2.0 m/s2.0 \text{ m/s} である。

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