静止している観測者に向かって、振動数560 Hzの音源が速さ60 m/sで近づいています。音速は340 m/s、風は観測者から音源に向かって20 m/sで吹いています。観測者に聞こえる音の振動数を求める問題です。

応用数学物理波動ドップラー効果
2025/4/22

1. 問題の内容

静止している観測者に向かって、振動数560 Hzの音源が速さ60 m/sで近づいています。音速は340 m/s、風は観測者から音源に向かって20 m/sで吹いています。観測者に聞こえる音の振動数を求める問題です。

2. 解き方の手順

ドップラー効果の式を使用します。風の影響を考慮して、音速を補正する必要があります。
まず、風の影響を考慮した音の相対速度 VV' を求めます。風は観測者から音源に向かって吹いているので、音速は風速だけ増加します。
V=V+vwindV' = V + v_{wind}
ここで、VV は音速、vwindv_{wind} は風速です。
V=340+20=360 m/sV' = 340 + 20 = 360 \ m/s
次に、観測者が静止しており、音源が近づく場合のドップラー効果の式を使用します。
f=VVvsff' = \frac{V'}{V' - v_s} f
ここで、ff' は観測者が聞く振動数、ff は音源の振動数、vsv_s は音源の速度です。
f=36036060×560f' = \frac{360}{360 - 60} \times 560
f=360300×560f' = \frac{360}{300} \times 560
f=1.2×560f' = 1.2 \times 560
f=672f' = 672

3. 最終的な答え

672 Hz

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