与えられた速度-時間グラフ(v-tグラフ)から、以下の問いに答える。 (1) 物体の加速度を求める。 (2) 時刻 $t = 5.0s$ での速度を求める。 (3) 時刻 $t = 3.0s$ での原点Oからの変位を求める。 (4) 時刻 $t = 5.0s$ での原点Oからの変位を求める。 (5) 時刻 $t = 0s$ から $t = 5.0s$ までの間の移動距離を求める。

応用数学力学速度加速度変位移動距離v-tグラフ
2025/4/22

1. 問題の内容

与えられた速度-時間グラフ(v-tグラフ)から、以下の問いに答える。
(1) 物体の加速度を求める。
(2) 時刻 t=5.0st = 5.0s での速度を求める。
(3) 時刻 t=3.0st = 3.0s での原点Oからの変位を求める。
(4) 時刻 t=5.0st = 5.0s での原点Oからの変位を求める。
(5) 時刻 t=0st = 0s から t=5.0st = 5.0s までの間の移動距離を求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度はv-tグラフの傾きで求められる。グラフより、時刻 t=0st = 0s での速度 v=6.0m/sv = 6.0 m/s で、時刻 t=3.0st = 3.0s での速度 v=0m/sv = 0 m/s であるから、加速度 aa は、
a=06.03.00=2.0m/s2a = \frac{0 - 6.0}{3.0 - 0} = -2.0 m/s^2
(2) グラフより、時刻 t=5.0st = 5.0s での速度は、v=4.0m/sv = -4.0 m/s である。
(3) 時刻 t=3.0st = 3.0s までの変位は、v-tグラフと時間軸で囲まれた面積で求められる。今回は三角形なので、
変位=12×3.0×6.0=9.0m変位 = \frac{1}{2} \times 3.0 \times 6.0 = 9.0 m
(4) 時刻 t=5.0st = 5.0s までの変位は、v-tグラフと時間軸で囲まれた面積で求められる。今回は、三角形と負の三角形の面積の和なので、
変位=12×3.0×6.0+12×(5.03.0)×(4.0)=9.04.0=5.0m変位 = \frac{1}{2} \times 3.0 \times 6.0 + \frac{1}{2} \times (5.0 - 3.0) \times (-4.0) = 9.0 - 4.0 = 5.0 m
(5) 時刻 t=0st = 0s から t=5.0st = 5.0s までの移動距離は、v-tグラフと時間軸で囲まれた面積の絶対値の和で求められる。
移動距離=12×3.0×6.0+12×(5.03.0)×4.0=9.0+4.0=13.0m移動距離 = \frac{1}{2} \times 3.0 \times 6.0 + \frac{1}{2} \times (5.0 - 3.0) \times 4.0 = 9.0 + 4.0 = 13.0 m

3. 最終的な答え

(1) -2.0 m/s^2
(2) -4.0 m/s
(3) 9.0 m
(4) 5.0 m
(5) 13.0 m

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